ハンドウォーマー
元旦 初詣に行こうかどうか迷っているうちに午後になる
朝食はお雑煮もどき
というのは、二人だけなのでお餅は少なくていいと思い、
一番小さな袋の餅にしたところ、
開けてみたら「もちしゃぶ用」とかで、
薄くスライスされた餅だった
元旦から「やっちまったぁ」と思ってへこんだが
わたしのつれあいはぜんぜん大丈夫、ちょうどいいと宣い
平和な時間をすごした
けっきょく、初詣には出かけず
ハンドウォーマーなるものの製作にとりかかる
手袋ではなく、親指の穴をあけただけの
ただの筒状の手袋もどき(笑)
また、もどきか(笑)
二日 日本語を教えにでかける
「おとしだま」と書いたふくろにハンドウォーマーを入れていく
「新年あけましておめでとう」と言ったけれど
返す言葉はなかったかわりに、体中の笑みで迎えてくれた
今年も私はにほんごの世界をさまようことになりそうだ