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楽しく生きる人になりたい
今朝のラジオの放送で、京都妙心寺・退蔵院の松山大耕さんが
こんな話をされた。
「娘に大人ってどういう人だと思うと尋ねたら、『なんでもできる人』
と答えた。」
私は考えた。それは自由だということでもあり、同時に責任が伴うということだと。
私は若い頃からいろいろなことをやっていた。
なんでもできるわけでもないのに。自由を気取り、
はたから見れば「無謀」だと映ったことだろう。
なんとかやってこれたけれどそれは自分の力ではなくて、
いつでもまわりが助けてくれていたからだということに気づくのは
ずっとあと、本当の大人になってからだと思う。
大耕さんの娘さんの「なんでもできる人」は、
自分で自分のことを決めて、自分でそれをやって生きていける
という意味かなと思う。
自分で決めることができる、そこなんだろうか。
「なんでもできる」は「なんでもやることができる」=自由度
「なんでもできる」=実際に実行することができる=実行力
そして、そこには「できる」ようになるために
さまざまな総合力を持ち合わせているのかもしれない。
ただ、私は思う。だれも完璧な人などいない。
みんなできることと、できないことがある。
助けてくれる人たちがいることに気づき、
助けを求められたらだれでもなんとかやっていける。
それがうまくやっていく秘訣なんんじゃないか。
「なんでもできる人」でなくてもいい。
私がいろいろできなくて、
私がいろいろやらかして、
いろんなことがあるけれど、
たくさんの人たちの力を借りながら、
これから先も私は楽しく生きる人になりたい。