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今日よかったと思ったこと

私の息子が小学生のとき、学校から帰ってきてこう言った。
「おかあさん、四捨五入すると50だね」
のけぞりそうになった。
たしかに計算は合っている。
私は36で息子を生んだので、彼の言うことは正しかった。

まだ自分では考えたことがなかった大台を
さらりとわが子に言われてしまい、ちょっと傷ついた。
しかたない。それは現実だから。
息子だって無邪気に算数でならった四捨五入の話をしていただけだ。

今朝、ネットでこんな記事を見た。

「およその数・四捨五入」は、4年生以降に学ぶさまざまな数の概念の入り口となる単元です。ここでつまずいてしまうと、その後の「平均」や「数列」、中学数学の「べき乗」などの単元が芋づる式に苦手になっていきます。


with class 「Q 子どもがつまずきやすい問題は(高学年編)」より

息子に「四捨五入すると」と言われたけれど、
よかった、彼はつまずいてない! と思えてホッとした。

そして私はこのとき、ショックを受けながらも、
息子が中学を出るときには私は50代なのだ、
まだまだがんばらなくちゃ! と自分に言い聞かせたのだった。

いまでは、そんな私の目標はわが子にとどまらず、
いろいろな国からやってきた子どもたちに向いている。
子どもたちと新しいことを学びながら、
これからもいっしょに歩いて行きたいと思っている。


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