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今週のPPPPPP
第55話「終わり開幕」の感想です!
巻頭カラーありがとうございます!!!
天才ラッキーが着ていた死装束。その内側はカラフルでしたね。
吹き出しが同じ色になっている演出も素晴らしかったです。
ラッキーの演奏
作戦通りの演奏で、観客である卒業生にとっては完璧な演奏でした。
体験させる演奏を完璧に身に着け、今回も入念な準備によって演奏を完成させたので、今まで通り喜ばしいシーンのはずなのですが、、、
ソラチカの悲しそうな表情や、ファンタの語り、天才ラッキーの存在によって、この演奏がラッキーにとってほんとにいい演奏なのか、考えてしまいます。
ファンタの思い
ラッキーの演奏で、ファンタは「お母さん」を体験しました。
かつて大好きだった母親。アンタも俺を愛してくれていた。けれど自分は選ばれなかった。
確かにファンタからすると、凡才であったラッキーだけが選ばれ、自分は天才であったがために一緒にいられなかった。
そう思ってしまうのも無理はないと思いました。
ラッキーと同じように母親が大好きで、それと同じくらいピアノも大好きで、これまで弾き続けてきたのだと思います。
そんな自分をほめてくれる母親は、幼いころにいなくなってしまって。
ファンタが演奏で遊園地を創り出すのは、母親との思い出か、もしくは母親と一緒に行きたかった遊園地を表現し続けているのかもしれないと思うと、もう涙が。
ファンタの人物像が少しずつ見えてきて、クライマックスがどんどん楽しみになっていきます。
今週の一コマ
演奏後、ラッキーが舞台袖のミーミンとファンタを見た時のコマです。
聞こえないけれど何かを話しているというのが、空欄の吹き出しで表現されていました。
これはよくある表現なのでしょうか。
何か大事な会話をしているんだということが伝わってくるし、少し不穏な雰囲気も同時に伝わってきて、おしゃれな表現だなと感じました。