秋田のうまいもん
年末にかけて、秋田で泊まり込みバイトのようなものをさせてもらって、美味しいものを沢山食べさせて頂いたのでその記録。写真多め。
きりたんぽ鍋
学食でそれっぽいものを食べたきりだったけれど、今回ご家庭の手作りものをいただけることに。
きりたんぽは、サイトウさんというブランドの。パックに入っている時もカチカチじゃなくてモチモチで、食べたらもちろん美味しい!
鶏の肉だけじゃなくて、キンカン入り。雌鶏の体内で全卵が形成されたら卵黄になる部分だそう。食べた感じも、ぎゅっと密度を高めた黄身、といったところ。
あとは忘れちゃいけないセリを入れて、いただきます😋
お餅
やっぱり米どころはお餅も美味しい。右は、近所の方が突いたばかりだというお餅を頂いたとき。大福の皮みたいな繊細さとほのかな甘みがあって、最高でした…。
左は市販のもので、豆餅は砂糖も入っていたから餅由来の甘さだけではないけど、やっぱり美味しかった…。醤油や出汁の塩気が効いた鍋でも、この甘さがちょうどよく馴染んで美味しい。
寒天
秋田では卵焼きやポテサラを寒天にすると初めて聞いた時はびっくりして、いつかお目にかかってみたいと思っていたら、一緒に働いてる方が作ってきてくださいました。卵寒天は普段は、かきたま状にすることが多いようだけど、今回はそぼろだそう。これはこれで見た目が可愛らしいと思う。みかんの牛乳寒天も、昔給食で食べたようなのとは全然違って美味しかった!さすが手作り♡
馬刺し
道の駅やスーパーなどでも売られていて、東京よりもずっと身近な印象。昔、県内の阿仁に鉱山があり、そのころから秋田では馬肉を食べる慣習があったそうな。
香茸
松竹よりも香りが強く、レアさも勝るとか。天日干ししたものを、二度ほど水を替えて戻すと、もう部屋中香りがいっぱい!ちょっとほろ苦いような香りも混ざってる。
出汁でお雑煮を頂きました、ぜいたく…。
はたはた
昔は三食食べるほどだったそうだけど、いまは不漁でもはや高級品。実際に焼き立てを頂いたのは初めて。皮も骨もきれいに頂きました。
だだみ
秋田の寿司屋でも見かけて、何だろうと思っていたのだけど、タラの白子(精巣)だそう。冬の高級食。とろとろです。
きんきん
東北・北海道などでキチジ、キンキなどと呼ばれ、大晦日に年取り魚として食べられているそう。仙台ではカレイの方が主流だとか。
私はそもそも、大晦日だから魚を食べるという慣習自体知らなかったので、新鮮な体験。
とっても脂乗りが良くて、口まわりや大きな骨以外はパリパリとみんな頂いてしまいました。
とろろ
しょっつる鍋にかけて食べたり、シンプルに千切りにしたり、お正月にはご飯にかけて「とろろまま」にしたり。今回は貴重な、たざわ長芋を頂きました。ふだん食べているものより断然ねばり気があって、それでいてしつこくなくて、とろろってこんなに旨かったのか!と目が覚める思い👀
ぎばさ
いままでの写真にも既に登場してました、正式名をアカモク。茹でると緑になるけど、海の中では「赤」い「藻屑」だから。
秋田ではスーパーでも売ってて、味噌汁に入れたりする人が多いもよう。
アカモクざるラーメンっていうツルツルの緑の麺も売ってたりして、私は夏に食べてました。
にしん
刺身でも、生の酢の物でも。お腹に明太子が詰めてある「明太にしん」も初めて食べたのでびっくり。焼き立ては皮がパリパリ、脂がジューシーでほんとに美味。
がっこ
要するに漬物全般。お家で漬けたたくあんは、味も色もきつくなくて食べやすい。
いぶりがっこは、クリームチーズと一緒にポテサラに入れると最高。
ぼだっこ
塩から~い鮭。水分が飛んでいるので焼くと塩を吹くほど。身もぎゅっと締まっている。本当に味が濃いので、小さな1欠片で茶碗半分はイケる…。
すじこ
私は普段食べないし、食べるとしたらいくらなので、そもそも何が違うの?状態でしたが、こちらの朝ごはんには、ぼだっこ、がっこと並んで欠かせないおかずのよう。卵巣膜をのこしたものがすじこ、除いたものがいくらだそう。白米の上で赤くきらめくすじこ、神々しいです。
わらび
さっと茹でて醤油とおかかで食べるもよし、鍋でふにゃふにゃになるまで味を吸わせるも良し。
味どうらく
さっきからちょいちょい登場している醤油、これ実は「味どうらく」。秋田民おなじみの万能つゆ。家庭にもよるのだろうけど、使おうと思えば本当に何にでも使える(笑)
まだ載せきれてないものもある気がするけど、やっぱり海と山と畑の幸がいっぱいで豊かな食卓だなぁ。馴染みのなかったものも沢山食べさせた頂いて、自分の味覚もぐっと広がりました。
本当にごちそうさまでした!
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