欲望と期待とその間にある愛情
私の腰をぎゅっと抱き寄せて脚を絡めて、身動きが取れないけれどそれが私の幸せだった。あなたの鼓動を今誰よりも一番近くで聞いていて、私のこころはとても安らぐし、あなたが生きているそのことが嬉しかった。頬に優しいキスをたくさんくれて、そのくちびるが私のくちびるに移動して、あなたの背中に回した手に力がこもる。
殺しきれなかった声を手で押さえて、息が苦しくなるけど、その呼吸さえそもそもままならない。死んでしまったのではないかと思うほどの快楽は私を狂わせて、それでも情事の間に私の顔を見な