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膝蓋骨骨折小話 #8 骨折から1か月を振り返る(29-32日目)
あっという間だった。
何をしなくても1日は終わる。
インドアなので、外に出なくても動画配信サービスでドラマや映画を見たり、スマホでなんかしら見たり、昼寝したり。
暇な時間はスキルアップのために勉強しようと思っていたが、それもやらなかった。
安静という言葉をいいことに堕落した自由な生活だ。
外は初夏のさわやかな風が吹いているというのに、こんなにも心や体や思考は腐るのか。自分の体のことに必死で自分のことしか考えられなくなっている気もする。堕落している。
ただ、脳の衰えは阻止しまいと思い、脳トレのために数独(ナンプレ)は毎日やっている。健康な時もやっていたこともあり、超上級者編に到達した。
両親のありがたさを再確認
欲が減りながらも、いま心が保たれているのは両親のサポートのおかげである。
母には炊事洗濯掃除のすべてをお願いして、朝一番の骨折した右足の靴下まで履かせてもらっている。父にもほぼ毎日整形外科の送り迎えを。
どれだけのサポートを受けているのかと思うと本当に感謝しかない。
と書きながら昨日、お互いストレスで親子喧嘩したばっかだが。まあそういうときもある。
欲が減った
ここに行きたい、あれが食べたい、これがしたい、と思ったところで体は自由が利かないし、出かけられないし、太るだけだし、考えてもむなしい。
だから考えないようになった。
骨折が1~2か月ですっかり完治すると思い込んでいた時期に、治ったらやりたいことでも書き出そうと思ったが、すぐには治るものではない現実を突きつけられて、そんなこと考えないほうがましだと気づいた。
でも治ったら牛タンは食べたい。
からだが柔らかくなった!
いいこともあった。
もともとすごく体が硬く、立って前屈しても指先が床から15cmくらい離れた状態でギブアップ。
が、いつの間にか床に指先がタッチできるようになっていた!
おそらく、体を伸ばしてものを取るとか、いつまでも母に頼れないと右足の靴下を履くチャレンジをするときの動作が自然とストレッチになっていたかも。
無理はよくないが、呼吸を意識して生活の中で取り入れることはいいかもしれない。
骨折によって、できるようになったこともあってうれしい。