8/18 日記
お盆に地元に帰省した。
恐らく、同級生の8割はすでに社会人か、あるいは4月から新卒で社会人になっている。
残りの2割は浪人や留年で現在大学四年生の代だ。
つまり、ストレートに学生をやっているのは地元の友人達の中では僕くらいのものだ。
就職というのは一大イベントであり、新社会人になった友人達は、次のイベントについて考えている様子だった。田舎出身者にとって、就職の次のイベントは結婚であるようだ。(今回の帰省においてその事を強く感じた)
私は、自分の人生が収束していくことを常に恐れていた。中学校の卒業文集で将来の夢を書かされた時、職業を将来の夢としたくない一心から世界一周を自身の将来の夢であると偽造した。
周囲の友人が、結婚とか言い始めた事に対する怖さは、一つは自分自身が恋愛とその先にあるライフステージに対して全く進展がないという現実。そして、結局自分達の人生が「周りの大人達」の人生の追体験程度のものにしかならないのでは?という予感がやって来たことだ。
ただ、自分にとって、周りと同じ物を持っていることはあまり重要ではないらしい。少なくとも、地元に帰って来た時には殊更にそう思うのだ。
社会に出るのを一旦待って、先に社会に出た友人達をじっとみる事ができたおかげで、今の自分に必要な事がわかった。
今の自分に必要なことは、じっくりと努力することだ。ライフステージを早く進めようと焦る必要は無い。じっくり努力し、他者に迎合しない選択を重ね、その結果どういった景色に到達するのか楽しみにしよう。
(了)