東原虹静
その日は薄曇りで、ソウルは3月といえどもまだまだ寒く、桜の芽吹きはまだまだ遠そうな朝だった。半年間の語学留学を終えた私は、昼すぎのバスで空港に向かい、完全帰国の途に就く。同じハスクの隣の部屋に住んでいる7つ年下の在日男子が朝からバタバタと廊下を歩くに私に、 「ヌナ、何時に出るの？」 と寝ぼけた顔を出して聞いてきた。 「14時のバスに乗る予定」 私は彼のほうも見ずにシャワールームからもってきた自分用のコンディショナーをまじまじと見つめ、 「これさ、日本からもってきたやつで高い
最近全然書いてないんだけどたまにいいねをいただくことがある。 野村さんのことを書いた記事だ。みんなのむさんに飢えてるんだな、私もだよ。 今日はなんばグランド花月でのむさんが一日だけ復帰した「GOLD」について。 この日、私はチケットを買うかどうか悩んでいた。当日になっても代演のアナウンスがなかった。これは…けれどのむさんが出るとも思えなかった。演者と会社とのギリギリの攻防があるのか？のむさんならありそうだな、などを思いながら夕方になった。 代演のリリースはない。 これはある
推しは令和喜多みな実 野村尚平様なのですけども。 ノムさんはなかなかに面倒な男なのです。ご本人もよくわかっていて自分を持て余してる感があってそれがまたノムさんを愛する理由でもあるんですけど。 野村文庫。「更新頻度が死んでる（ご本人談）」このオンラインサロンですが、更新が死んでるとかどうでもいいんです。２月はほとんど更新されなかったけどまじでどうでもいいんです。私はただ野村さんを支えたい。野村さんが芸人をやめないように、ずっと私の前にいてくれるように、死にたい夜を超えられるよ
バスは大通りに入ると、一気に加速した。流れる景色が高層ビルが映し出す鮮やかな空に差し込み、キラキラとオレンジ色に光っている。１９時が近いというのに、夏の江南駅は西日が眩しく差しこんでいた。人で溢れかえる通りを、逆行しながら歩く。Coffe Beanでアイスカフェラテを二つ買った。「カジョカルケヨ（持って帰ります）」と言って紙の箱に入れてもらう。 彼の部屋はCoffe Beanから少し歩いたところにある、オフィステルの２２階。部屋の隣は扉に日本語学院というA4の張り紙だけの怪
週に二回も会えば（見れば）それってもう付き合ってない？ 付き合ってない（断言）。写真はイケメン寄席です。 令和喜多みな実野村さん。 綺麗事言うつもりないねん、ただただ野村さんが私の性癖にぶっ刺さってんのよ。 のむさんを間近で見て思い出したんだ。 そう、私は敏感すぎる男性が好きだったんだったわ。すっかり忘れてた。 若い頃、親友からは「まじで地雷しかいかんなあんた」って言われてた。強引だったり、感情的に泣いたり振り回してくる男が大好きなのだ。忘れてた。まじで忘れてた。普通の
セルライトスパ大須賀さん主催「日頃イジられないタイプの芸人のみでコーナーしてみるから、日頃イジられてる芸人は外からガンガンいじっちゃいなよ！絶対反撃させないから！ライブ」の第二回を劇場で観た。 １回目はこちら 10月にマンゲキの11月月間予定を見たわたし。 「は？え？やんの？第二回やんの？有観客で！？まじ？支配人どうかしてる！！（褒めてます）」 早速チケット購入。前から二列目！ あの狂気をライブで間近で？！ そしてチケット買ってから気が付いた。 …ゴエさま出るの？まじ？
そう。野村文庫に入ったよ。 野村文庫について乱暴に紹介すると漫才師「令和喜多みな実」のボケ担当の野村尚平さんを応援するオンラインサロン。 のむさんの肩書きを書いていてすっごいしっくりこない。 そりゃそうだよね、枠に収まらない、それが野村尚平という男。 自ら言う、才能の塊なんです、っていう言葉が全然嫌味に聞こえない男。 才能なんていらんかった、っていう嘆きが全く嫌味に聞こえない男。 私がこの一年かけて一通り漫才劇場所属の芸人さんたちのネタを見に行き、時には配信を書い、sns
よしもと漫才劇場のyoutubeチャンネルでコロナ禍に立ち上がった企画「マンゲキラジオドラマ」。ここでは芸人さんが交代で脚本・演出を担当し、マンゲキメンバーをキャスティングして一本のラジオドラマを作っている。毎回「この人、こんなん書くんや」と驚かされる企画でもある。特に漫才師でネタを書いていないと公言している方が書く脚本にはとても興味をそそられる。失礼だが「書けないのに、何が書けるの？」と思ってしまう。 私の偏見かもしれないけれど世の中には「すごく書ける人」と「全然書けない人
やっべえすごい河野さんのこと完全にほっとけなくなってる。 繰り返しますが私は野村さん推しなんですよ。それでもずっとずっと河野さんこと考えてる。これって恋なのでは。 だって早々にチケット買っておきながら何度もFANYにアクセスして「えー！まだ残席あるのー！うれろー！河野家にお金入れー！そうちゃんくら寿司に連れってあげてー！！」って毎日思ってたもん（おかんやん）。 で、河野さんのライブ、参加するのは2回目。 1回目は２列目の真ん中で、セットアップをさらりと着こなす長身の河野さん
前々日告知の前日発売。 チケット発売時間の15時ぴったりにアクセスしたのにもう×がついて買えない。 は？まじ？ まあZAZAはキャパ120とかだから仕方ないとはいえ秒すぎん？ けどあきらめないわたしはその後アクセスし続けチケットを手に入れた！ このイベントは漫才のみの60分。コーナーなし。漫才だけ。 全組仕上がってるのを見るにM1のための場数ふやしたんやなあと。面子も2回戦突破組だし。 さて感想（抜粋）。 前説なしのいきなり開始。トップは「丸亀じゃんご」。 彼らはトップに
またまたのむさんね。 水曜日のダウンタウンで【不仲】漫才師「おぼんこぼん」師匠をナイツの二人が仲直りさせようとする内容を見てのこのツイ。 わたしもこの番組をリアタイしたのだけど、なかなかハードな裏側を見た感がすごかった。 はー確かに。確かに「きたみな み」はあるなあ。確かにのむさんがおぼん師匠（終始にこやかだった方）、河野さんがこぼん師匠（おしぼりの人）… あれ？ あれれ？ のむさん＝こぼん師匠 河野さん＝おぼん師匠 だと私は勝手に思ってたよ… なんか河野さんは不
ほう。のむさんは生き辛いという自覚があるのね。 推しが生き辛いのは悲しくはあるけど、そもそも芸人さんが生きやすい世界とは何なのか。 見取り図をきっかけに漫才劇場を知り、劇場を主軸に活動する芸人さんを知るにつけ、芸を生業にする人に興味を持った。 いろんな生き方がある中で、なんで芸人なんだ？ だってふつーに社会人として働いていればある程度のお金を手に入れることできたはずだし。 ３０すぎてバイトに明け暮れることもなかったはずだし。 親戚の集まりに行くたびにお金の心配されること
いやだから、きたみなは野村さん派なの。何回も言ってるでしょーが！ ああ、けどどんどん河野さんのこと、好きになっていくわ。 いつも一緒にいる野村くんが好きだったのに、野村くんに全然振り向いてもらえない私をいつも気にかけて声をかけてくれるのよ、河野君は（はい妄想）。 リヤコとかではない。だって「妻子ある河野さん」が好きなんやもん。 奥さんの教習所奮闘記は面白おかしく書きながらも奥さんのこと見守ってたし、息子さんとの時間も本当に大切にされているって感じる。 河野さんといえば回
2021年。漫才劇場に革命が起きました。それをしかと見届けた配信がこちら。 セルライトスパ 大須賀主催 「日頃イジられないタイプの連中のみでコーナーライブしてみるからさ、お前ら外から観て思ったことガンガンいじっちゃえよ！反論させねーから！ライブ」 配信だからこそのこれ。天才ですか。このライブを提案した大須賀さんも、それを許可した支配人も天才ですか。 もう完全にいじめられっ子の逆襲ですよ。 個人的にがんばってほしいと思ったのが令和喜多みな実の河野さんと学天即のよじょうさん
8月14日の土曜日。 リリーさんがわたしの30センチ隣を通り過ぎました。 その日は漫才劇場に行く予定がありました。 令和喜多みな実の単独に初参戦！ で、18時20分開演だったので18時ごろにマンゲキについたんですよ。 で、芸人さんを見るべくNGKの裏に回ったら結構な人がいました。 え？誰の出待ち？ しばらくしてアインシュタインのゆず兄らしき人がタクシーで去っていくのが見えた。女子高生らしき二人組がきゃああああ！っていってた。ゆず兄がタクシーの中から手を振ってあげてた。 やさ
チケット発売日は出遅れて（といっても発売から30分後）取れなかった。場所は難波。私は堺に住んでいる。こんなに近いのに、物理的には全然問題ないのに行けないなんて。 はあああああああ？である。 何の話かって？「見取り図ディスカバリーチャンネル展」のことですよ！ 昨年末にこのチャンネルのことを知り、貪るように見た。この年の公約「１００本上げる」を遂行していたので、１００本（と単独のⅤ）見た。どれもこれもめちゃくちゃやった（褒めてる）。 夢中になったチャンネルの軌跡？！見たいみたい
