第4回 老後の生活資金と資産運用を始めるのは早ければ早い方がいい理由
読者の皆さんの中でも老後の生活資金に関して不安を持たれている方も多いんじゃないでしょうか。
老後2000万円問題もテレビで話題になりましたよね。
日経新聞の調査によると、老後に不安を感じている人の割合は77%のようです。(30歳〜50歳)
退職後や老後の生活設計の事をリタイアメントプランニングと言います。
退職後の主な生活資金は、退職金、年金(公的年金、企業年金、私的年金)、貯蓄です。
年金以外に老後に収入を得る手段として、仕事や資産運用などがあります。
最近は定年も引き上げる企業も増えていますが、自分がいつまでも元気に働けるという保証はないですよね。
今からスキルを身につける事も大事だと思いますし、
お金に働いてもらう『資産運用の知識』も早めに身につけておくべきものだと思います。
投資はある程度元本があった方が有利ですが、時間を味方につけて早く始めれば早く始めるほど低いリスクで安定的に増やしていく事も可能です。
投資家として有名なウォーレン・バフェットもこう語っています。
「私は小さな雪の玉をずいぶん若い時から固めた。10年遅く固め始めたら、今頃山の斜面のずいぶん下にいただろう。」
世界長者番付第3位であるバフェットも早く始める事を推奨しています。
それではなぜ運用は早く始める方が有利なのか実際の数字を使って説明したい思います。
「そんなの早く始めた方がいいのはわかっているけど、元本がないんだよ」
と思う方もいるかも知れません。
そういう方にもおすすめできるのは積立投資です。
月に1万〜3万円程度でも継続して雪玉を早く転がしていけば大きな資産を貯める事は可能です。
例えば現在30歳の人が月に3万円ずつ定年の65歳までの35年間積立投資をした場合のシミュレーションをしてみましょう。
目標金額は話題にもなった2000万円としましょう。
(モーニングスターの金融電卓を使用)
30歳から積立投資を始めた人であれば年率2.5%の利回りで2000万円を貯蓄する事ができます。
これがもし始めるのが遅くて40歳からスタートして積立金額は同じ3万円。
積立期間65歳までなので25年間。目標金額は同じく2000万円だったとしましょう。
積立期間が25年間だと同じ2000万円を用意するのに5.8%の利回りが必要になります。
毎年5%のリターンを得るには同じく、5%元本が下がるリスクも負わなければいけないのがリターンとリスクの関係です。
もし、早く運用を始める事が出来ればFXや個別株式、ビットコインなどのハイリスクハイリターンのものじゃなくても安定的に2.5%の変動の商品で自分の目標金額に達成する事ができます。
まず資産運用って何をしたらいいんだろうと迷っている方はぜひ積立投資を検討してみるといいかもしれません。
■今日のポイントまとめ
投資は早く始めれば始めるほどリスクを減らした運用ができる
初心者や資産形成層にはまずは積立投資がオススメ
自分が用意したい金額は何%の利回りが必要なのか計算してから運用を始めよう
サポート頂いたご資金は有益な情報提供のための書籍購入資金にしていきたいと思います❣️