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水戸街道3 藤代宿→中貫宿

黄門様が歩いた、五街道に準ずる脇街道の水戸街道。水戸徳川家・沿道周辺の諸大名などが頻繁に往来した茨城県の大動脈、一八宿二十八里を夫婦で歩きます。

2022.05.21

1.スタート地点まで

いつもの電車。
宇都宮線貨物。
武蔵野線貨物。

朝は貨物ラッシュ、たくさんの燃料が運ばれていきます。

利根川を渡り茨城県へ。
右奥に牛久沼水門。
龍ヶ崎市駅に到着。
キャベツを売る駅のコンビニ。
市の鳥、白鳥のオブジェ。

約90分でスタート地点に。薄曇りでベストコンディション、暑くなりません様に。

長閑な道を進みます。
蛙が鳴いてます。
田植後の風物詩、角の稲束。
タニシがいっぱい。
坂道が見えてきました。
農業用の水路。

いい道です!最高です!水戸までこのまま続いてほしい。

2.若柴宿

若柴宿案内看板。
コミュニティバスバス停。
大坂。
天狗がよく持っている、ヤツデの葉。
坂が続きます。
曲がり角、この先が楽しみ。

街道を歩いていると、想定外の感動を味わえる宿場や間の宿があります。若柴宿は地元の方々の愛情が随所に見受けられ、今のところ水戸街道ナンバーワンです。
地元の方と話したところ、本陣はなかったとの事。

八坂神社。
祇園祭神輿くぐり、説明看板。
八坂神社の灯篭。
石仏群。
八坂神社の神々。
八坂神社の由来

大坂を登り切ると右手に八坂神社が。隅々まで綺麗に手入れが施されてます。

手書きの案内図。
巨大な植木、何の木だろう?
延命寺坂
長屋門
美しい板塀
立派な門
立派な門
美しい板塀と蔵。

町並みが美し過ぎて、この町の風景に溶け込みたくなります。

会所坂
立派な門
美しい板塀と蔵。
足袋屋坂
鍛冶屋坂
曲がり角
カフェ&工房・風のガーデン
アオスジアゲハ

宿場町が高台にあり、全ての脇道に坂の名前が付けられてます。全て歩きたくなりますがそこは我慢。

星宮神社。 
星宮神社説明
狸みたいな猫。
独特な形をした注連縄。
二十三夜講石碑
星宮神社灯篭
地元力士、一力長五郎の略歴。
拝殿
記帳台
金刀比羅宮。 

若柴宿の最後は星宮神社。狸の様な猫、独特な形をした注連縄、味のある記帳台、全体的に神秘的な神社でした。

3.成井一里塚

ENEOS龍ヶ崎北滝台SS
道標
緩やかな坂を登ります。
いばらきヘルスロード案内看板
石仏
カエルの卵?

何もない森の中の単調な道、車が来ないので快適に歩けます。

牛久市巡回バス
伸び切った筍。
成井一里塚
成井一里塚説明看板
とうもろこし畑
山影が映る水田。
脇道に入っていきます。
盗賊が出て来そうな雰囲気。

突然畑の中に一里塚が。やはり一里塚は良いですね、歩いていると励みになります。
ところで昔の旅人は、盗賊から身を守らねばならず、命懸けだったと本で読みましたが、この付近はまさにそんな雰囲気です。

常磐線踏切
国道6号と特急ひたち号。
国道から左に逸れます。
シャクヤク
牛久市コミュニティバス
おすいマンホール

4.牛久宿

牛久宿に入りました。
牛久沼の河童の碑。
本牛久郵便局
立派なお屋敷。
明治天皇牛久行在所
消火栓マンホール

屋敷や古民家が少し目につく様になり、牛久宿の中心部が近づいてきました。

牛久本陣後説明看板。
おすいマンホール
宮崎利兵衛酒店
素敵な木の門
茨城県の花、薔薇。
弘法大師堂
理髪店サインポール

牛久宿は静かな町並みで、開発が進んでいるわけでもなく、昔の町並みが残っているわけでもなく、なのに写真ではわかりませんが、なんとなく雰囲気を感じる事ができます。

朝食会場・南部珈琲
美味しいモーニング
関東鉄道丸型バス停
和菓子伊勢屋
この看板に惹かれました。
黒胡麻美味し!
久々の国道6号。
お寺ジム!!
薬師寺

朝食で立ち寄ったカフェ南部珈琲、ものすごくわかりづらい場所にあるのに、開店を待って入ったら、後から予約して来たというマダム2人と、常連さん2組が立て続けに入店し、バターナイフが足りなくなるくらいの大繁盛。
店員さんが気さくにお話ししてくださり、街道話に花が咲き、朝からいい時間を過ごせました。

東京から52kmまだ半分かぁ…
理髪店サインポール
縁切り稲荷、なのに真浄寺?
緑の屋根の、かわいい古民家。
石仏
生花がたくさん!

雨が降ってきました、水戸街道は3日目ですが毎日雨が降ります。私は雨の街道歩きが結構好きで、一緒に歩いている家内も暑いくらいなら雨がいいと言い出してます。

5.荒川沖と中根の一里塚

小野川橋
小野川と圏央道
ENEOSタンクローリー
黒瓦の古民家
ナマコ壁の蔵
ENEOSひたち野うしく
茨城タンメン・カミナリ
土浦市に入ります。
荒川沖の一里塚
荒川沖の一里塚説明看板。
中根一里塚
中根一里塚説明看板

荒川沖の一里塚、中根一里塚、同じ場所にありながら、名前が異なります。お互いに譲れないものがあったのでしょうね。

おすいマンホール
立派な竹林。
トラック野郎に出てきそうな食堂。
この先、国道から右に逸れます。
理髪店サインポール
八幡神社
八幡神社説明石碑


6.荒川沖宿

芋の聖地・茨城らしい店。
これは、美味しそうです。
乙戸川
古民家
古民家
理髪店サインポール
黒板塀のお屋敷
立派な門
鯱鉾付の屋根
ENEOS荒川沖SS

荒川沖の宿場町に入ってきました。静かながらも往時を妄想しながら進みます。

天満神社
荒川沖郵便局
茅葺き屋根の家
茅葺き屋根の家
旧・鶴町たばこ店
武家屋敷の様な門

茅葺き屋根の家が立て続けに登場、茨城は茅葺き屋根が多いですね。あと立派な門も多いです。

7.中村宿

おすいマンホール
ENEOS土浦荒川沖店
わかりやすいセルフの看板。
茨城DIYの聖地、ジョイフル本田。
国道6号から右に逸れます。
土浦中村郵便局
理髪店サインポール
理髪店サインポール
理髪店サインポール
日先大神道の石碑。

水戸街道を歩き始め、街道に必ず存在する商店のひとつ、理髪店のサインポールを撮影し始めました。この付近はとても多かったです。髪の毛は医学が発達しても、伸びますので、いつになっても理髪店は残るのでしょうね。

カウンタック、カッコいい!
石仏群
フィールド博物館土浦の道標
花室川
大聖寺・茅葺き屋根山門
大聖寺石碑

この辺りが中村宿、宿場町らしさは感じられませんでした。またもや茅葺き屋根が登場、いいですね〜。

長男が買ってくれたザック
じゃがいもの花
国道6号を渡ります。
ENEOS土浦天川
関東鉄道角型バス停
座りやすそうなベンチのバス停。
水戸45km
理髪店サインポール

国道354に入り、あと少しで土浦の市街地に入ります。

8.愛宕神社

立派な門
立派な門のお屋敷
国道から右に逸れます。
立派な門
下高津郵便局

あと少しで土浦宿、お腹が空いてきました。

愛宕神社
愛宕神社説明看板
そこに階段があれば登るべし。
なんと立派な、茅葺の拝殿。
注連縄と紙垂。
稲荷神社
何の凱旋祝でしょうね?

街道歩きで鳥居と階段があったら、どんなに疲れていても登ることにしてます。そしてほぼ期待を裏切りません。愛宕神社、最高でした。


神社横の池と石碑。
番猫三姉妹
坂を下ると土浦宿。
理髪店サインポール
橋が見えてきます。
桜川
さぁ土浦宿に入ります。

徐々に街の風景が宿場町の雰囲気に染まりはじめ、テンションが高まるこの時間帯が大好きです。

9.土浦宿

飯塚酒店
理髪店サインポール
つくば万博用に作った連結バス専用道。
今は自動車専用道路。
南門の碑
桝形入口
赤い山門と、赤い郵便配達車。
桝形出口

宿場町の中心に入りました、城下町らしく桝形がお出迎え。

古民家
土浦大手町郵便局
中華菜館中央
味のある看板
ぱいこうめん

街道歩きの一番の楽しみは食べること。お昼は食堂の醤油ラーメンに決めており、頼もうとしたら、お店の方が、"ぱいこうめん"を物凄い勢いで勧めてきて、押されて注文。とても美味しかったです。

吾妻庵総本店
矢口家住宅
矢口家説明看板
土浦まちかど蔵・大徳
土浦まちかど蔵・野村
土浦宿説明看板
町の中心部を振り返る。

本陣があった付近、キョロキョロしながら歩いていると、観光案内所のガイドさんが、「寄ってってくださ〜い!」と繁華街の呼び込み級の元気の良さで声をかけてきます。今日は歩きに集中するのでと、お気持ちだけ頂戴して先に進みます。

ほたての暖簾
天ぷら・保立食堂
桜橋跡説明看板
桜橋石柱
保立食堂全景
桝形
大正風建物

付近には川口川が流れていたが、埋め立てられ、今は桜橋の石柱が残るのみ。水運が発達していた頃は、賑やかだったのでしょうね。

10.真鍋宿

理髪店サインポール
理髪店サインポール
月讀神社
旧町名・横町石碑
北門の跡
新川橋を渡ります。
新川の桜。
真鍋宿通りの表示。

この付近は真鍋宿と呼ばれており、この先風情のある建物が多く立ち並んでます。

リンリンロード案内看板
廃線跡とホーム。
懐かしい信号機。
真鍋宿の町並み。
茨城弁の標語。
廃郵便局

久々に、緑のシマシマ模様の信号機をみました。ゼブラ板と呼ばれ、信号の後方にある看板などの影響で信号が見づらい場合に付けるようです。

旧商家
真鍋宿の町並み
黒板塀のお屋敷
坂の上から、振り向いた風景。
真鍋・中貫宿コースの道標。
ENEOS土浦真鍋

真鍋宿の最後は坂道、坂のある街道は絵になりますね。登り切った時に振り返って眺める景色が大好きです。街道は国道125号に合流。

11.板谷の松並木

突然松並木が現れます。
松並木説明看板
良いですね〜東海道みたいです。
板谷の一里塚・西塚
板谷の一里塚・東塚
板谷の一里塚・説明看板
振り返り眺める、一里塚両塚。

松並木に、両塚が残る一里塚。街道歩きには最高のロケーションです。

ニンニクの蕾
新しい道標
本日はここまで。
帰りのバスは貸切状態。
こちらでひとやすみ。

松並木を抜け、中貫宿に入ったところで本日は終了。最近はお風呂で締める習慣が付いてきました。やはり日本人ですから、こうなりますね。

新川、中央奥が霞ヶ浦。
廃線跡の道。
土浦駅
ボックスシート!
桜川
さっき渡った踏切に乾杯!
利根川

帰りはボックスシート付の車両が、土浦から増結されたので、歩いた道を眺めながら帰路に、もう最高の時間!
あと2日で水戸に到着予定です。

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