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カタカナ言葉や抽象的な言葉を使ってしまうのは「イメージできていない」から

こんにちは。
「難しい」を「易しい」に変える伝え方ナビゲーター 深谷百合子です。

最近の企業の経営方針とか、行政の出す方針って、カタカナ言葉が多いなぁという印象を受けます。

あなたの周りでも溢れていませんか?

アジェンダ
エビデンス
ペンディング
サマリー
エンゲージメント
コンピテンシー
レジリエンス などなど。

私も使ってしまうことがあります。

ついさっきも「ペンディング」って、友人へのチャットに書きました。

でも最近色々なところで話を聞く機会がありますが、「パーパス経営」「レジリエンス」なんて聞いても、なんか耳に入ってこないんですよね。

なぜかというとイメージができないから。

「で、何がしたいの?」という疑問だけ残って終わり。

カタカナ言葉を使う人の中には「日本語にすると、元の言葉の持つニュアンスが伝わらなくなってしまう」と考えている人もいます。

でも、そこが「正しさにこだわりすぎて伝わらない」原因かもしれません。

「社員のレジリエンスを高めよう」というとき、「レジリエンス」という言葉の意味を「正しく」理解する意味はどれほどあるでしょうか?

「レジリエンスとは?」と用語の説明をして、それを理解してもらうことが、「レジリエンスを高めたあとにたどりつくゴール」にどれほどの影響があるでしょう?

説明をするときに大事なのは、「何が本当のゴールか」を設定すること。

「こんな状態をつくりたいんだ」という明確なイメージを示せば、わざわざ難しい言葉を使ったり、「日本語ではニュアンスが伝わらない」言葉を使ったりせずにすみます。

逆に言えば、「こんな状態をつくりたいんだ」というイメージを明確に描けていないと、難しく抽象的な言葉でお茶を濁してしまいがちです。

会社でも「○○化」と漢字を並べて、いかにも立派なイメージの言葉で説明してたりしませんか。

それと同じです。

自分がイメージできていないことは、いくら説明しても、相手には伝わりません。「伝わる」というのは「イメージを共有すること」だからです。

そして、
「アジェンダ」とか
「サマリー」とか
「エビデンス」とか、
内心「日本語で言えよ」と思っていても、普段から社内でよく使われているのであれば、新入社員には最初は誰にでもわかる言葉で説明し、

「うちの職場で言ってるアジェンダって、会議の議題っていう意味で使っているから、覚えておいてね」のひと言を添えておくといいですよね。

わからない言葉があるだけで、人は不安に思ったり、「この人、親切じゃない」と不信感を抱くことがあります。

思わぬことが離職の原因になることもあるので、「こんな基本的な用語ぐらい勉強しておいてくれよ」と思っても、中学生にもわかる言葉で説明するのが得策ですよ。

それでは、また。


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