「心をつかむ」なら「その先の未来」を具体的に伝えること
こんにちは。
「難しい」を「易しい」に変える伝え方ナビゲーターの深谷百合子です。
中国への赴任される方に向けた研修を、このところ立て続けに行っています。
最終回は簡単な自己紹介をつくって練習をするのですが、自己紹介の中には「抱負」とか中国赴任中に実現したいことを入れてもらっています。
ここが具体的だと、グッと人の心をつかめるなぁと感じたことがあったので、今日はそのときのことを例にして、お伝えしていきます。
中国に赴任するMさんは、現地では生産管理全般を担うマネージャーの立場として仕事をします。
中国赴任も前向きにとらえておられ、「現地では色々な考え方に触れたい」「現地の人との交流を楽しみたい」とおっしゃっていました。
自己紹介をつくるなかで、「中国で何をしたいか」を考えてもらいました。
Mさんが書いてきた内容は、「利益を上げて皆さんに還元できるようにしたい」というもの。
いいですねー。
こんなことを言ってくれるリーダー、頼もしいです。
だいたいは、「前年比〇%アップの利益を目指します!」というような感じが多いじゃないですか。
「社員に還元できるようにしたい」
というところまでは、なかなか聞いたことがありません。
(私だけかもしれませんが…)
これだけでも心をつかまれますが、せっかくなので、もっとハートをわしづかみにできたら、さらにいいと思いません?
そのために大事なのは「具体的に伝えること」です。
「還元」といっても、具体的に何かはわからないので、聞いた人それぞれの解釈に委ねられてしまいます。
「給料が上がるのかな」
「特別ボーナスが出るのかな」
そんな期待を抱く人もいるかもしれません。
実際、Mさんが給与やボーナスの支給額を決めることができる立場ならそれでもいいのですが、そうでないなら、もう少し「還元」の中身を具体的にしたほうがよいかもしれませんね。
たとえば、「利益を上げて年末には皆でおいしいものを食べに行きましょう!」とか、「普段はなかなか行けない有名レストランで宴会しましょう」とか……。
具体的にイメージできる内容がいいんです。
「還元」よりも伝わる感じがしませんか。
これは相手が日本人でも誰でも同じです。
その先の未来がフワッとしているよりも、誰もが同じイメージを描けるくらいに具体的なほうがゴールが明確になるので、ググっと心を動かされるのです。
これは、会社の経営方針や目標を各職場に展開していくときにも使えます。
「その先の未来」を具体的に描いてみる。
「そこに行くんだ!」とイメージできるような「具体的な未来」を描いてみてはいかがでしょうか。
それでは、また。
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