ロート製薬のあの曲をカバーしてみた(動画差し替え)
大野雄二さんはじめ、昭和のサントラがどうにも好きです。
隙あらば完コピしてみたいと思うんですが、熟練のスタジオミュージシャンたちの作り上げたサウンドはスコア化もされず、打ち込みも耳コピに頼るしかありません。
幸い聴力はさほど落ちてないんですが、自分の年齢を考えると頼りの耳がいつダメになるかヒヤヒヤであります。
まだサントラ盤などにステレオ音源が残されているものならまだしも、ブラウン管でしか世に出なかったものについては、コンプレッサーでゴリゴリに潰されモノラルに押し込まれています。
そのため、どの楽器で鳴らしたものか聴き分けるのに骨が折れます。
そんなテレビでおなじみだったサウンドのひとつが、ロート製薬提供番組のオープニング曲。
本社社屋の映像とともに60年代から90年代にかけて『お笑い頭の体操』『アップダウンクイズ』『クイズダービー』などで使用されていたあの曲です。
歌い手については、最近起用の多い初音ミク、MEIKO、KAITO、GUMI、氷山キヨテルのコーラス隊もいるのでカバーを試みました。
主メロはMobile VOCALO Editor版のミクと、NT2版のミクをユニゾン。バスはKAITOの声をかなり弄り、低域がどこまで出るかに挑んでいます。
(1/7追記)※アレンジなど練り直して再アップしました
この曲、ハープの多用や大袈裟なエンディングなど、昨年亡くなられたキダタローさんのサウンドに通ずるところがあって、「本社が大阪だもんな」と思ってJ-WID(JASRACの楽曲検索サイト)を調べたら、津野陽二さんという音楽家の作品でした。
奥村チヨさんの作品など歌謡界でのお仕事の他、大阪でCMソングも多数手掛けられているとのこと。
なるほど、ミュージシャンの組み合わせで大阪サウンドというものがあるのかもしれません。勉強します。
ちなみに投稿にあたって、JASRACの使用報告もしておりますので念のため。
なおオフボはこちら。すべてKORG Gadget(iPad)で作っています。
(1/7追記)※アレンジなど練り直して再アップしました
歌い出しから4小節のところ、オリジナル音源ではピチカートやフルートなどのアクセント以外がよく聴き取れないため、EQをいじって音を拾ってみた感じです。
作ってみて改めて思ったのは、やはりモノラルかつコンプで圧縮された厚みの再現は難しいということ。
たぶん拾えてないいくつかの音や、コード音の解釈違いもあるのかなと。
ホント、まだまだ勉強の日々です。