ある動画師の疲労
難産に次ぐ難産で呼吸が荒い中、やっと動画を産み落としましたので、呼吸を整えながら謹んでお知らせします。
昨秋に続き、我ら「らじみく軍団」がボカコレのメディアパートナーとなったので、今回も動画制作に至りました。
別にこれ、メディアパートナーの義務でもなんでもありませんので念のため。
他のパートナー社と比べ、映像はないわローカルだわと圧倒的貧弱な戦力を誇る我が軍。
自ら身を粉にして動画を投稿することが、せめてものリーサルウエポンなのであります。
既報どおりのふわふわした制作体制は今回も継承しております。
前週日曜の『らじみく通信』でも、清水藍とはその指示をめぐり、マジソンスクエアガーデンばりの(言葉の)肉弾戦を披露しました。
どうして動画を作るたび格闘するハメになるのか、理由は単純です。
リーマン稼業の傍らで動画を作るには数日必要です。
その全てを任せてくれればいいんですが、土壇場で根底を覆すような(直しにまる1日かかる場合もある)ことを宣うことが往々にしてあるため、今回は「どうすんのよ」と前もって清水に指示を仰いだんですよ。
仰いだことに従ってそれで駄作になっても「それはボクちゃんひとりのせいじゃない」と開き直れるわけですね。
ところが、清水から提出された指示書も大したもので、動画で盛り上げるべきクライマックスが「未定」のまま(バナー参照)。
クレジットに書かれた「movie:みくばんP」が戦犯になる、実に巧妙な謀略です。
界隈は「そうは言っても余裕なんでしょ?」「所詮プロレスなんだろ?」と半笑いしていたことと存じますが、マジでラストの展開はギリギリギリまであーでもないこーでもないと試行錯誤してたんですよ。
それで前日の木曜にようやく清水からぐうの音も出ないところまで作業が済んで、やれやれというところへ様々なトラブルが起こり、公開前の24時間以内に、半数近い素材を差し替える結果となったのです。
諸般の事情により撮り直しカットは出るわ、編集のし過ぎでアプリが落っこちて字幕情報がすべて消えるわ、もうしっちゃかめっちゃかです。
そして金曜、午後にリモート勤務と称して我が家に戻り、歌詞データを入れ直してタイミングを合わせ、ようやく完パケに至ったところで、公開予約しようとしたところ…
まさかのニコニコ不具合(゚o゚;;
なんとか復旧していただいて、公開3時間前に予約したところで、ぐったりしました。ふぅ。
さて、今回は実写ということで、イラストをアニメ化した『ごはんのうた』とは素材が変わっていますが、iPhoneとiPadでiMovieとCute Cut Proなどの動画ソフト、keynoteなど画像を扱えるソフトをいくつか併用しているのは前回通りです。
イントロのスタジオ風景は、4/15放送分の模様(30分強)をiPhoneのタイムラプスで撮影し、8小節に詰め込んでいます。
番組収録なので、当然サブには僕が映り込んでるんですが、ゴニョゴニョ加工して消しています。
作詞も2作目の清水。
holyにしごかれながら「目指せ!ボカロP講座」のたびに提出していた歌詞のアイディア。
清水が撮影した静止画をパンし、最上部のイラスト(見切れ)のみ周囲を消してエフェクトをかけています。
ここは、イントロと同じ時にサブ側から撮影した映像。
サブの照明を全部落としたら、ブースからは拙者の白いマスクだけが浮かび上がってたらしく、出演者がおののいております。
これが4/22放送での拙者による拙Choo Choo TRAINに繋がります。
『らじみく通信』直後に撮影。
スイッチが金属製の土台の下にあり、普通に操作すると指が映ってしまう。スタンドを固定して輪ゴムで引っ張ってみたものの、どうしても力がかかってズレてしまいます。
そこで拙者がアナ卓の下に潜り込み、指だけ出してスイッチを操作しました。
これは清水が番組メールフォームをキャプチャした動画から、ボタン周辺の不要なところを消しています。
こうした動画の加工箇所は10箇所以上あり、撮影したものを繋ぐだけで済むと思ってたら、意外に手がかかってしまいました。
はっきり言ってアニメも実写も、編集においてかかる手間は同じかなあということはよくわかりました。
次回ハナシが来たらどっしようかなあ…