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食の原点に触れる
最近、アメゴの掴み取りをする機会があった。
アメゴといえば川にいる20cm程の魚で高知にも生息している。
今回の掴み取りは池の中のアメゴを素手で捕まえるというもの。
それ自体も楽しかったけれど、個人的によかったことは
命をいただくという食の原点に触れられたことだった。
そのとき体験したことはアメゴを捕まえ、自分で内臓を取り出して塩焼きにして食べるということだった。
食べるために命をいただく、当たり前のことだが普段の食事では誰かが命をいただいて物となったものを食べている。
生きるために命を奪うということを頭ではわかっていても実感しづらい。
今回は生きたまま内臓を取り出し、調理過程で絶命していくところを見ることとなった。
ショッキングなところもあったが、自分たちが生きていくためにしていることがどういうことかきちんと向き合うことができた。
分かってはいたことでもいざ体験すると
食への感謝は大きくなった。
感謝の気持ちをが膨らみ頭から尾びれまで骨も残さず食べたアメゴは特別な味がした。
命をいただきありがとう。
(本当は身をほぐすのめんどくさくていつもサンマぐらいまでの大きさの魚は丸かじりしているのは内緒)