その人の地獄
最近芸能人の自殺のニュースが立て続けに起こって、嫌になりますね。僕はこう見えても意外と繊細なところがあって、朝から交通事故とか殺人事件のニュースを見るのが嫌だから、そもそもテレビを観る習慣も無くしてしまった記憶があります。
今は大してテレビも観やしないけど、それでも名前聞いたことある人の訃報は気持ちが塞ぐものです。
それにしても今年、Covid-19に始まり、オリンピックの延期、レバノンの爆発事故など、あまりに暗いニュースばかりすぎやしませんか。明るいニュースがここまで無いものなんでしょうか。
まあそれはさておき、秋も段々と深まりつつあり、昨年の今頃亡くなった友達をふと思い出すことが増えてます。
別に個別に遊んだりしたことがたくさんあったわけでもないし、図々しい気もしますが。それでも彼は一種のランドマークというか、彼の周りを注目してれば最近の流行の遊びとか飲み屋とかの情報が勝手に入ってくるので、悪気無く意識はずっとしてたのです。
彼は酒に呑まれて楽しい気持ちのまま天に召されていったんだろうけど、最後に自らの意志で命を絶つ人はどんな絶望があって、彼らにその決断を迫ったのでしょう。
こちらから観れば羨むような名声も、美しさも、人気もあったろうに。
その人には、その人なりの地獄がある。
まあ言われてみれば、僕にだって僕の地獄はある。自分の彼氏にもその片鱗をたまに感じる。隣の芝は青い、なんて言葉では片付けられないくらいの渇望みたいなものが誰しもあって、それが満たされないと、自分が持ってるものをふと忘れてしまうような絶望があるんだなーとなんだか寂しくなりました。
全然まとまってないですが、ひさびさのnoteだし、まあこんなもんかね。