【英国滞在備忘録】#45 インターンやりました。やめました。
前回まで日記の翻訳を記載していましたが、今回は当時の投稿をお送りします。
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インターンやりました。やめました。
語学研修のあとにあれだけ心待ちにしていたインターンシップ。
1週間やって気付いた。
なんか違う。
ホストカンパニーは多国籍企業。世界各地にビルなどの不動産をもっていて、それを企業に提供している。カンファレンスやビジネスミーティングのサポートをする会社。
インターン先のマネージャーやスタッフはとても親切でいい人たちだ。だが、仕事内容に興味がわかなかった。そして何より英語の上達の場として期待していたものとは違っていた。
毎日の朝は郵便の仕分けから始まる。テナントに入っている各企業にくわえ、バーチャルオフィス契約をしている企業の郵便をわけてテナントに入っている企業に届ける。全部で何社あるのか分からないが20社は下らないだろう。仕分けから配達まで1時間以上を要する。
インターン先の企業は、大企業を除くテナントに入っている会社の受付業務も行っている。電話やクライアントがひっきりなしにやってくるという状況。カスタマー対応のスタッフは電話の交換機を巧みに操り回線を捌いていく。クライアント企業内のスタッフ一人ひとりの短縮番号と個別対応策(ボイスメール、メモ、転送など)が頭に入っているのに俺は怖気づいた。そんな忙しない状況がお昼の小康状態を除き夕方まで続く。
俺はというと郵便の配達を終えた後、コピーや郵便以外の小包を届けたり、ファイリングをするなど簡単な作業。何もなければただ受付の後ろで待機しているという状況。電話対応もしたが使う言語は限られている。火災時の緊急避難経路を示したフロアプランを作ったが英語のスキルとは関係ない。
マネージャーやスタッフにはお世話になったし、悪いと思ったけど辞めるという決断をした。最後の出勤日だった金曜日、彼らは俺のためにカードとギフトをくれた。
正直、自分でも自分自身をわがままだと思う。
今までの俺だったら、与えられた状況の中で最大限の努力をする、という信条のもとインターンを続けていただろう。
でも、今という時間は俺にとってとても貴重だ。だから最大限のことをしたい。
俺は与えられた状況の中で頑張るのではなくて、状況自体を変えるという途を選んだ。
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スギヤマが学生時代にイギリスで語学学校やインターン、ストリートで多文化と戯れた記録です。 22歳の青臭い感覚を読み物としてお楽しみいただけ…
英国滞在備忘録 -London編ー
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