知らなかった話
おねえちゃんから
こどもの勉強机を探しに行く、とLINEがあった。
2歳上の姉で、その息子である甥っ子はうちの子と2つ違い。
来年の4月で小学生になる。
甥っ子が産まれるまで、そんなにこどもが可愛いと思った事がなく、どちらかといえば苦手な方で、こどもといえど人対人、相性でしょ?全こどもを好きって意味がわからないというタイプだった。
よだれ…うぇ〜
ち、ちょっ…!はなみず…
これぐらいの苦手。
よくある苦手な人のよくある反応。
でも、産まれたよ、と連絡をもらうと、居ても立ってもいられずに1週間後の退院に併せて会いに行き、頼まれもしないのにひたすら抱っこにミルクにオムツ替え、と世話を焼き、滞在中の2日ほど過ごしてみたのだけど、これっぽっちも気にならなかった。
なにがという理由はわからないけど、ただただ愛しくて、一気に大好きになった。
甥っ子LOVE。
なかなか会いに行けない代わりに
手作りスタイやら、手作りプレイマットやら、イベントがあれば服やおもちゃなどを欠かさずプレゼント。
長期の休みにはおねえちゃんの予定に合わせて会いに行ったり、実家に集合したり。
電話でLINEで近況を聞いては、
かわいいねぇ!
すごいねぇ!
と褒めまくり、すっかり叔母バカ、いやバカ叔母が出来上がっていった。
その甥っ子が、あと1年ちょっとで一年生になるなんて。
まだおっぱいも満足に飲めなかった時からを思い返したら胸にグッとくるものが…、ものすごいフライング。
フライングついでに、今から進学のお祝いは何がいいんだろう?と考え始めている。
余談だけど、
甥っ子の誕生以降、こども好きになった。
たまたまこの後から身の回りのベビーラッシュがあったこと、私自身も出産したことで、こどもを知る事ができたというのが大きな要因だと思うんだけど。
知らないだけで、
嫌い、苦手、と遠ざけているのもまだあるのかもしれない。