リモートワークで青春を思い出した話
リモートワークが推奨されはじめて3年目に突入しました。
という事は、わたしが仕事に復帰してからも3年目に突入です。
復帰当時は、不慣れな育児と家事の両立に不安も大きかったのですが、毎日会社に行かなくても良いという状況での復帰は、働く母親としてのペースを掴むのに、とてもありがたい状況でした。
仕事の勘を取り戻すまでは仕事量も少なめでしたので、手の空く時間に家事をちょちょっと片付けて、段々と仕事に慣れたら仕事量を増やす…そうこうしてるうちに家事育児のコツも得られ、
マニュアル車のように、一速…二速…と徐々にパワーをあげて行き、無理なくトップスピードで安定して走れるようになった、みたいな感じ。
まあそんな感じで週の半分以上は自宅で仕事をする時間になった訳なのですが、3年目にもなるのに、いまだになんだか落ち着けず仕事に集中できないのです。
普段生活している場所が仕事場になる。しかも私のワークスペースは、リビングテーブル。食卓です。
朝食後のテーブルを片付けると、しまっておいたパソコンを取り出し(初期のうちはPC用のモニターとプリンターもセットしてから仕事をしていたのですがめんどくさくなって今はモニターなし)ノートPCの小さい画面で数字や細かな字をチェック添削、資料作成などをしています。
仕事をするのに合わないテーブルと椅子の高さ、PCの大きさが合っていないので、テーブルに肘をついてあぐらや片膝をたててパソコンを覗き込むスタイル…非常に姿勢が悪く、誰かが見たら仕事をする人には見えないでしょう。
食卓は仕事には向いていないのです。
ところで家で仕事していると、学生時代テスト勉強している時を思い出しませんか。
親や先生の監視の目があり(うちは勉強しろという親ではなかったので監視なんて事はなかったですが)サボったりしながらも、ちゃんとやってますよ風を装ったりしながら勉強するあの感覚に似てるな、と思ったりします。
旦那(自宅が仕事場)の目を盗んでお菓子食べたり、バレないように息抜きにゲームしたり、旦那が仕事部屋から出てくるとパッとPC画面切り替えたりなんかして。
たとえサボってる時間があったからって、旦那が文句言うわけはないのですが、本能的に?コソコソしてしまいます。
無音の部屋って集中できなくないでしょうか。
ざわざわしている時の方が逆に集中できたり、仕事がはかどるので仕事中にはいつもPodcastでお気に入りの番組をBGM代わりに聴いているんですが、時々音楽を聴いたりもします。
今日は中学高校の頃に大好きだったスピッツを聴いてみたのですが、
今聴いても
澄んでる!
透明感!
すこしせつな幸せ!
と、心が沸き立ちました。
なんでしょう、あの頃の思い出とかキラキラしたなにかが降ってきて、アドレナリンが出てめっちゃ仕事が捗りました。
すごい一緒に歌いましたけど歌いながらも仕事がはかどる!テスト勉強の時もよく歌ってたなあと、懐かしい気持ちが蘇りました。
リモートワークはこのまま定着すると思われる会社なので、願わくば自分の仕事部屋、いや、リビングの一画でいいから専用スペースが用意できないものかと思っていますが、
こどもが小学校にあがるまでには、勉強机やこども部屋をどうするかを考えなきゃなので、あと3年くらい我慢したら私のスペースも、どうにか捻り出せるかもしれません。
あと3年今のスタイルって…多方面で問題が出そうで、我が事ながら心配です。