ホテルローヤル

監督は武正晴。主演は波留。そのほか松山ケンイチ、安田顕、伊藤沙莉などけっこう出演者が豪華な作品。鬼滅の影に、といってもおそらく鬼滅関係なしにひっそりとしている映画。まぁ舞台もラブホテルだし、渋い映画です。

あとで気づいたがこの監督安藤サクラ主演の「百円の恋」も撮ったでした。その映画も見たことあったので意外と縁のある監督さんなのかもしれない。百円の恋は安藤サクラの演技がすごい、ちょっとグロいけど、見たことない方はオススメの映画です。

ホテルローヤルはHPのあらすじにあるとおり、というよりあらすじでほぼ語りつくされているような感じです。自分の人生に向き合うまでの話なのであまり主人公の内面の動きはなく、盛り上がりに欠ける映画。ただおそらくそのように作った映画。ストーリーというより「ホテルローヤル」という空間を味わう映画だと感じた。出演者は豪華だけどホテルの助演の一部ような感じ。

音楽もホテルの雰囲気とばっちり。ちょっと古臭さくてノスタルジック。別にその時代の人じゃないけど、なんとなく懐かしく感じられた。

1つだけ文句があるとすれば主人公の父親の若い日の役者さんと今で全然違うので父親違うのかな?と思ってしまった。似てなさすぎじゃない?べつに同じ人で良かったような。

それほどオススメっていうわけではないけど、もし映画を映画館で見るのが好きな人には観てもらいたい作品。空間が余っていることを楽しめるような作品です。できればレイトショーで、エンドロールまで着席していてほしい。見ごたえのなさがいい。

(作品HP)https://www.phantom-film.com/hotelroyal/

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