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ヤマト運輸に対して猛暑対策を要求するストライキを実施&熱中症労働相談ホットラインのお知らせ



◉熱中症対策を求めるストライキ実施による記者会見


ヤマト運輸で倉庫作業労働者として働くAさん。近年の猛暑の中での労働は過酷を極めており、熱中症になりながらも懸命に働いています。

先日、Aさんはヤマト運輸に対して熱中症対策をするよう求め、団体交渉を行いました。すでに要求書を提出した直後に、大型扇風機の導入、スポットクーラーの増設などの改善がされましたがそれでは十分ではなく、こちらの要求の一つである空調服の支給は未だに対応をされていません。

そこで更なる熱中症対策をヤマト運輸に求めるべく、8月19日にAさんはストライキを実施。
また、それに伴い記者会見を行いました。会見でAさんは、「世界的にも異常な気候変動の中で熱中症対策が進んでいる。ヤマトは業界最大手なのでここが動かないと日本 の物流現場は変わらないという思いがあり、今回ストライキに踏み切った」と訴えていました。

多くのメディアから質問があり、物流業界最大手であるヤマト運輸の対応を注視していることがよく分かります。

◉本社への申し入れ

ヤマト運輸本社に対して、以下を要求する申し入れを行いました。

・全社における熱中症労災の実態の把握
・全労働者に対する猛暑対策の実施
・全職場における気温の把握

本社に着くと、シャッターが下ろされており、もしかしたらストライキを行ったことへの、ヤマト運輸の対策なのかもしれません。

ビルの警備に問い合わせ、ヤマト運輸の人事部門へ申し入れをすることができました。Aさんがヤマト運輸全社に対する要求を読み上げますが、申し入れ書は一旦持ち帰るとしか回答せず話は進みませんでした。

ヤマト運輸は猛暑の中働く従業員に対して、直ちに熱中症対策を実施してください!

◉本社に対する抗議行動の様子


その後、ヤマト運輸の本社前で熱中症対策を求める抗議行動を行いました。

気候危機が深刻化し、猛暑が過酷化するなか、ヤマト運輸に対して、Aさんは自分だけでなく全社的に熱中症対策を行うよう、道行く人に対してヤマト運輸にはこのような現状があることを、自身の口から呼びかけました。

さらに、Aさんを応援したいと集まった仲間が猛暑の中で働くことへの過酷さやその対策をヤマト運輸へ求めて次々とスピーチを行いました。

これはヤマト運輸だけの話ではありません。物流業界などのエッセンシャルワーカーとされる人たちが、この猛暑の中での労働で命を落とすことのないような社会にする為の第一歩です。

◉「熱中症労働相談ホットライン」の開設


下記期間にて、「熱中症労働相談ホットライン」を開設します。
日時:8/20(火)、8/22(木)、8/23(金)の17時~21時
電話番号:0120-333-774
主催:総合サポートユニオン・NPO法人POSSE

ヤマト運輸のように、
・職場での熱中症対策が不十分だ
・すでに職場で倒れている人がいる
・暑い環境の中で働かされて体調がすぐれない
など、猛暑により労働環境に問題がある方の相談を受け付けます。

秘密厳守ですので、お困りのことがありましたらご相談ください。

酷暑の中で働かされて命を落とすようなことにならぬよう、そんな社会にならぬように、猛暑対策をすることが当たり前の社会になるよう私たちと一緒に声を上げていきましょう。

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相談窓口について
私たちは働いている皆さんからのご相談をお受けしています。相談は無料、秘密は厳守します。お気軽にご相談ください。
 
電話相談
TEL:03-6804-7650(平日17~21時/日祝13~17時 水曜・土曜休み)
 
メール
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ID: @437ftuvn

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