【非正規春闘２０２３】 ABC-MART賃上げへの道！
皆さん、こんにちは。
私はABC-MARTの店舗で9年ちかく非正規雇用で働く47歳の主婦です。
今年の2月から総合サポートユニオンに加入し賃下げ撤回そして、 10%のベースアップを目標に闘ってまいりました。
※前回の記事はこちらです。
https://note.com/sguion/n/nf300e1108915
私達の働く店舗近隣は、靴販売店やアパレル店の時給が1300円〜1500円と昨今のインフレに対応した時給が支払われています。
【切実な団体交渉】
団体交渉とは「私達が訴え」その訴えに「しっかりと耳を傾ける会社側」双方が話し合う場です。
2回目の団体交渉からはABC-MARTの仲間(Aさん)も加わり、より強い交渉となりました。
私達は日々インフレとたたかい生活をしています。ライフライン、食品、そして社会保険料までもが値上がりです。止まる事のない物価高です。その旨を何度も伝え訴えてきました。
このままの低賃金では生活が立ち行かなくなると。
Aさんがこんな疑問を会社側に投げかけました。「働いてる現場の人間をどう思っているのか」と。
その通りです。会社側が私達非正規を大切に思っているなら 10%のベースアップは難しい事ではないはずです。
ABC-MART全体の半数以上がパートやアルバイトの非正規雇用なのですから店舗運営で欠く事のできない人員なのです。
【3回目の団体交渉】
この日で結果がでました。6%のベースアップに止まりました。
目標としていた 10%アップは受け入れてもらえず悲しい結果となりました。
私達の訴えを全く受け入れてもらえなかったとも言えません。
少なからず歩み寄りはあったと思います。しかし、6%アップでは昨今のインフレに対応できません。全く足りないのです。
声を上げ、訴え、そして話し合う事が6%アップに繋がった。これは事実です。決して満足のいく結果ではありませんが一定の成果と言えるでしょう。
10%のベースアップに加え、店舗設備の改善も訴えてきました。
団体交渉後、直ぐに改善され今も着々と進行中です。
現場で働く私達が訴え改善された事は、これもまた団体交渉の成果となりました。
今回、私が声を上げた理由は、ABCマートでの突然の賃下げでした。このインフレの最中の賃下げは本当に苦しいものでした。しかしこの数ヶ月で一変しました。賃下げは撤回され6%のベースアップとなりました。
もし、声を上げずにいたらどうなっていたのでしょう。賃下げのまま泣き寝入りです。
この数ヶ月で私達は「気づき」「学び」ました。会社側(ABC-MART)もそうだと思います。
働き手は声を上げるべきです。
企業はその声に耳を傾けるべきです。
今後も団体交渉という話し合いの場を設け、私達非正規雇用の働き方をより良いものにしていきたいと思います。
動画
私達の賃上げ交渉の経過を動画にもまとめています。是非ご視聴ください。
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