桜町聖ヨハネホームで介護崩壊が目前に迫っています
今私の勤める高齢者施設、桜町聖ヨハネホームはたいへんなことになっています。年末には法人の酷い対応に絶望した介護職の一斉退職が予定されており、利用者の命が危険にさらされているのです。
私たちは利用者の命を守るよう聖ヨハネ会に改善を求めています。
これまでの経緯については前回の記事をご覧ください。
社会福祉法人聖ヨハネ会は、介護施設の利用者の命を守ってください
https://note.com/sguion/n/n9c3aa48da1e6
■介護崩壊が目前に迫っています
桜町聖ヨハネホームはこれまでも人手不足でたいへん過酷なケアでしたが、12月に入ってからは職員が有休消化に入っていくため、次元の違う厳しい人員体制に入っています。そんな中ホームの職員は全員で協力し合って、利用者の命を守ろうと必死にがんばっています。
ところが聖ヨハネ会上層部は今後の見通しについて職員に説明することを怠っており、職員は希望を見失って、今まで退職を口にしなかった職員にまで退職の動きが起こり始めています。
連鎖的に人材流出が続き、介護崩壊は目前に迫っています。
さらにこのような事態にもかかわらず、法人・ホーム側は利用者家族のほとんどの方にきちんと説明をしていません。(12月10日現在)
■責任逃れをする西田理事長、竹川理事
法人の理事長西田シスターはホームの園長を兼務しています。竹川業務執行理事は高齢部門の最高責任者です。この事態にもかかわらず二人は現場に姿を見せないばかりか、行政や他事業者との大切な調整にすらほとんど参加せず、部下にまかせっきりで、経営者として自分たちがやるべき努力をしていないことを、多くの職員が具体的に見聞きしています。
先日臨時理事会、評議会を開催し、そこでは私一人が勝手に騒いでいると説明したとの様子を耳にしています。西田理事長、竹川業務執行理事は一介護職に過ぎない私に責任を押しつけているようです。
私は二人からこんなにいじめられているというのに、巨大な陰謀を一人で引き起こしている闇の勢力みたいな扱いをされて、ダースベイダーにでもなったような気分でした。
私は総合サポートユニオンという労働組合に加入し、12月1日、社会福祉法人聖ヨハネ会に対して、利用者の命を守ること、一斉退職の原因となっている法人の運営の在り方を改善すること、私への懲戒を撤回することを求めて団体交渉を申し入れました。
ところが聖ヨハネ会は、利用者の命が危険にさらされている緊急事態にもかかわらず、団体交渉を引き延ばし、利用者の命をますます危険にさらしています。
■利用者の命を守ることを求めて
そこで12月8日の夕方、総合サポートユニオンと、若者の労働・貧困問題に取り組むNPO法人POSSE(ポッセ)の協力を得て、聖ヨハネ会に対し即刻団体交渉を行うよう申し入れを行いました。
あいにく西田理事長や竹川理事は早退したのか不在でした。本部の職員が、理事でもある鈴木桜町センター長を呼んだと言っていたので待っていましたが、いくら経っても現れません。この人は先日法人の懲戒規程に基づいて懲戒委員会を開き、私を聴取した上で、私に自宅待機3週間を告げた人でした。
後でセンターのハイエースが後ろに何人かの職員を乗せて去っていく姿を見かけましたが、気のせいだったのでしょうか…
近隣住民の方にビラを手渡してお話しをするとともに、桜町病院や桜町センターの職員にもビラを配布しました。
これだけの事態に陥り、しかも同じ法人だというのに、ホームで起きていることを知らない職員が大勢いました。
同様にホームの職員へもビラを配布しました。そのビラのことをなぜか当日休みだった倉田園長代行が聞きつけて、ホームに電話をしてきて回収させたいう話を何人もの職員から聞きました。
連絡をしていない園長代行がどうやって知ったのか、テレパシーなのでしょうか、それともフォースの力?ビラを回収して職員から情報を取り上げるなど、現代日本では考えられない、映画のような、異常な情報統制が行われていると感じています。
スターウォーズになぞらえれば、どっちが暗黒面に落ちているのか、よく分かりません。
フォースより説明責任に覚醒していただきたいと思います。
■聖ヨハネ会の夜明けのために
ビラまきが終わってから参加者みんなで今日のことを振り返っていたとき、ユニオンやPOSSEのみんなが口々に話していたことは「ふつうこんなにビラを受け取って、話を聞いてくれることはない」ということでした。
「聖ヨハネ会は地域の人たちから大切なものだと思われている」
「こんなところをなくしてしまっていいはずがない」
POSSEの若い人たちは、地域の人たちと話をした方がいいのではないか。地域の人たちや家族、法人の職員たちに集まってもらって、今のホームや法人の状態を伝えるだけでなく、退職した職員がうらやましくなって戻ってきたいと思うような、希望に満ちた場について話してみては、そんなことを話してくれました。そのアイデアは地域の人たちの声や態度に促された私たちの応答だったのでしょうか。
ああこれが対話だ。民主主義だ。
そう思いました。
相次ぐ暴力にみまわれて心が縮こまっていた私にとって、心の底から光が芽生えていくような瞬間でした。
信仰をいだく人たちはもしかしたら労働組合にアレルギーをもっているということがあるかもしれません。
でも信仰も組合も、ともに隣人愛に根差すもので、きっと手を携えていくことができる、私はそう確信しています。
どうぞみなさま、この説明会、対話集会に参加して、みなさんにとっての聖ヨハネ会、地域の希望となるようなホーム、センターのあり方を私たちに教えてくださいませんか。
古くてなお新しい、聖ヨハネ会の夜明けのために。
■12月16日、地域の桜町聖ヨハネホームを守るための住民説明会を開きます
私たちはホーム職員とともに、利用者の命を守るよう聖ヨハネ会に改善を求めていきます。12月16日、地域住民のみなさんに何が起きているのかお伝えするため、説明会を開催することになりました。どうぞ地域の大切な財産、聖ヨハネ会を守るため、一人でも多くの方のご参加をお待ちしております。
日時 12月16日(土)13時30分~16時30分
会場 小金井市 市民会館萌え木ホール(商工会館3階)
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