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【とのがや保育園】園長、パワハラの事実を全否定 「保育士は大切だからあるわけがない」

 3月16日、青梅市でとのがや保育園(東京都瑞穂町)との団体交渉が開かれました。
 保育園側からは、園長、副主任、2名の保育士、弁護士が参加、組合からは当該の保育士2名の他、他職場の保育士や、様々な職種の組合員が参加しました。

 とのがや保育園では園長のパワハラが大きな問題でその改善が組合の一番大きな要求です。他の保育士の悪口を職員室で言う、狭い園長室に保育士を呼び出し、激しく叱責するなどの激しいパワハラがありました。組合に入った二人も主に園長のパワハラが理由で退職しています。

 退職したのちも、この保育園を放置しておけない、ということで2人の保育士がユニオンに加盟し、改善を求めています。

〇園長はパワハラを全否定
 ユニオンは、退職した数名の保育士や保護者からパワハラの事実などについて証言を集め、それを保育園に提出していました。
ところが園長は、園長は「私は保育士は大切に思っている」「保育士は大切」と繰り返し、パワハラなどなかったと豪語します。
 2人の保育士は「園長が怖かった」「園長のせいで退職した保育士がいる」「私たちもそれで退職せざるを得なかった」「話をしっかり聞いてもらいたい」と涙ながらに訴えましたが、園長は平然とした顔は、聞く耳持たずです。

 保育士を大切に思っているなら、大切な保育士の話を聞くのが普通ではないでしょうか。

 本当に許せません。

〇労働法の無知をさらけ出した保育園
 この保育園では労働者代表を選出せず、36協定は無効です。また労働者の過半数代表の選出が必要な一年単位の変形労働時間制も無効です。
ところが、未払い賃金や違法な残業について尋ねても、保育園側は「ない」といいます。
 それでいて、こんなやり取りがありました。

組合:従業員代表は?
園:主任保育士が代表ということでやっている。
組合:どうやって選んでいるのか。
園:選挙をやっているわけではない。
組合:選挙でなければどのように選んでいるのでしょうか。
園:よくわからない。
組合:
園:主任はトップだから労働者代表になっている。

 いうまでもなく、園が一方的に選んだ労働者代表なんてありえません。
 これでも違法ではない、と主張するとのがや保育園は法律などお構いなし。本当にこんな法人が保育園をまともに運営できるのか、心配です。

〇皆さんのご支援をお願いします。
 とのがや保育園は、傲慢です。無理な主張を曲げず、私たちがあきらめるのを待っているのです。
 こんな保育園をとても放置できません。2人の勇気ある保育士が介護保育ユニオンの組合員として頑張っています。
 保護者の皆さん、保育士の皆さん、いまを逃してはとのがや保育園はずっとこのまま変わりません。
 情報提供だけでも結構です。どうか私たちにご協力ください。
 秘密は厳守いたします。

介護保育ユニオンのメールはこちらです。

contact@kaigohoiku-u.com


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