見出し画像

【2024年7月版】Microsoft広告の最新アップデート情報!

こんにちは!SaaS Growth Partnersです。

突然ですが、皆様はMicrosoft広告をうまく活用されていますでしょうか。

Microsoft社が2022年5月末より日本における広告ビジネス(Microsoft 広告)を再始動させてから、約2年が経過しました。

最新のデータ(2024年6月)によりますと、日本においてMicrosoft Bingのシェアが伸びてきており、Bingは28.05%で、Googleは65.03%です(参照:Desktop Search Engine Market Share Japan | Statcounter Global Stats)。Bingの利用者数が増えれば、広告の効果も期待できるため、Microsoft広告の利用アカウント数も増加している傾向にあります(弊社の傾向より)。

そんなMicrosoft広告ですが、アップデートを繰り返し、日々進化を遂げています。皆様の中には「アップデート情報を把握しきれておらず、今の運用方法が正しいのか不安だ」と考えている方もいるのではないでしょうか?

本日はそんな皆様にお届けするべく、直近のアップデート情報をまとめました。ぜひ何かしらご参考になれば幸いです。



LinkedInとの連携によるプロフィールターゲティング

LinkedInのプロフィールに基づいたターゲティングが可能になりました。LinkedInに登録されているビジネスプロフィールデータを活用することで、特定の業界や役職に向けた広告配信が可能になります。例えば、ソフトウェア企業がMicrosoft広告を利用する際に、LinkedInのデータを活用して、特定の業界で働く情報システム部門の方に広告を効果的に配信できます。これにより、CVR(コンバージョン率)の向上を実現できる可能性があります。
LinkedInはビジネスネットワーキングプラットフォームとして、ユーザーの職務や業界情報を詳細に把握しています。このデータを活用することで、Microsoft広告はより精度の高いターゲティングを実現し、広告効果を最大化することができるのです。

※ターゲットセグメント一覧
※Microsoft社_LinkedIn ターゲティング サービス資料を参照

Microsoft広告でもPMAXが利用可能に

Googleだけでなく、Microsoft広告でもPMAX(Performance Max)が導入されました。PMAXは、機械学習を活用して広告のパフォーマンスを最適化する新機能です。PMAXを活用することで、AIが自動的に最も効果的な広告パターンを選び出し、予算を最適に配分します。これにより、ROIの最大化が図れます。
PMAXは自動化とデータドリブンなアプローチを特徴としており、手間をかけずに効率的にCVの獲得が見込めるプロダクトです。ただし、Microsoft広告では、インプレッションが出にくい場合もあるかと思います。その場合、学習対象となるCVやクリックが少なく、機械学習がうまく機能しないこともあります。また、学習期間は最大で2週間程度かかることが一般的です。このような注意点があるので、自社アカウントでPMAXが効果的に機能するかを検討する必要があります。

検索キャンペーンの予測ターゲティング

Microsoft広告が新たに予測ターゲティング機能を導入しました。
※現在(2024年7月時点)はβ版で提供されています。
予測ターゲティングは、広告見出し、説明文、キーワード、ランディングページを分析し、ユーザーの興味・関心に合わせて適切なタイミングで広告を配信できる機能です。ユーザーの興味・関心を分析し、関連性が高いと見込まれる新規の検索語句を発見した場合、Microsoft広告が自動で広告を表示します。

恐らく、皆様の中で「動的検索広告(DSA)と何が違うのか?」と疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。動的検索広告は、広告の自動生成や登録していない検索語句にマッチングし、ドメインや関連のある全てのランディングページを使用します。一方、予測ターゲティングは、予測ターゲティングを有効化した特定のキャンペーンにおいて、そのキャンペーンで設定されたランディングページと既存の広告グループのキーワードのみを使用します。これにより、DSAよりも精度が高く、関連性の高い新規キーワードを発見することが可能です。

まとめ

Microsoft広告の最新情報はいかがでしたでしょうか。一部の方々には「聞いたことがない」という情報もあるかもしれません。

SaaS Growth Partnersでは、引き続きMicrosoft広告の出稿をご検討中の皆様に向けて、強固な体制を整えています。BtoB広告に関する課題やお悩みを抱えている方々、または新たにMicrosoft広告を活用して成果を上げたいと考えている方々は、ぜひお気軽にご相談ください。