Marina Shigihara

日常にユーモアを。 カンボジア産ココナッツオイル×蜜蝋のキャンドルづくりに奮闘中。

Marina Shigihara

日常にユーモアを。 カンボジア産ココナッツオイル×蜜蝋のキャンドルづくりに奮闘中。

最近の記事

髪を切って気づいた、当たり前で回りくどい話。

髪を切った、ばっさりと。30センチくらい。 4〜5年程、ほとんど同じ髪型だった。黒く、長い。 大学2年くらいまで、赤だったり茶だったり短かったり少し伸びたり。 ヘアスタイルを変えることは、一般的には楽しいことかもしれないけど私は億劫だった。 億劫というか、恐怖というか、宝くじというか、 雨が降りそうな時の洗濯干しみたいというか。 何となくだったのかもしれない。 何となく朝起きて、 何となく朝ごはんを食べて、 何となく家を出て、 何となく美容室にいた。 もしくは「せ

    • 明かせた2019年

      明けたというか、明かせたという表現の方がポジティブな表現だと勝手に思っているので、明かせましたおめでとうございますと言いたい。 香港で迎えた2018年。 「世界ってほんと広いなあ」と乏しい感想でスタートし 新卒で入社した会社を辞めて、 大学でクメール語(カンボジア語)を勉強した。 その間に日本にも帰ったし、サッカーW杯を観に2週間ロシア滞在もした。そしてネパールに行き、インドで死にかけた。 カンボジア産の材料を使用したオーガニックキャンドルを 自宅でもくもくと制作してイベン

      • ああでもないこうでもない、インドの話

        ずっと、インドに行ってみたかった。 というより、「あ、インド行ったことありますよ。」と言ってみたかった。 人生でインドに呼ばれる時期があると言われているが、初めて呼ばれたのは高校生の頃。 耳元で「ナマステーナマステー」と呼ばれるというよりは、「インド、来るでしょ?」のような感覚。 大学時代はほとんどカンボジアに行っていたため、 インドから「またあとで呼ぶ。」と言われていたような気がした。 社会人になり、カンボジアに移り住み1年半が経って、 なんだか少し落ち着いてきたとこ

        • もう会えないと思っていたけど、会えた話

          ”日本はもうすぐ春だよ。” 今年の2月頃に日本の友達から連絡がきた。 多分意味は深くなかっただろうし、その文章から何かを読み取ってほしいようにも思えなかったけど でも、確かにしっかりと感じたことは “春って何だっけ” 私の五感から春がするりと抜け落ちていて、皮肉にも桜の花びらのように散ってしまっていたことに気付いた。 かろうじて覚えていた肌感は、 寒い日もあれば、暖かい空気がもわっとしている日もあって、冷たい風やら生温い空気が交差している。眩しいほどの新しい出逢いもあ

          気味のわるい戦いに、はまっている。

          最近、投資を覚えた。 と言うのはかなり大げさかもしれないけど、お金の使い方を考えるようになった。 今までは、目的が達成されるなら価格が安い方を必ず選び、コスパを追及しすぎてコスパと書いてシギハラと読むのようなレベルで生きてきた。 根本的に目的主義だから、空腹を満たすためなら何だって食べるし(トマト以外)、かわいいパンを一つずつ買うより値下げした食パン一斤を食べていたし、学生のときは少量でもふっくらとしてコスパが最強に良いはんぺんをひたすら食べていた。東北の冬の寒さに耐え

          気味のわるい戦いに、はまっている。

          私は私によって、私になる。

          海外にいると、 という冒頭で始めようと思ったけどそういう訳ではないなと思った。 生きていると、が合っているかもしれない。 新卒でカンボジアに来て1年4ヵ月。 日本で就職活動は一切しなかった。日本の就活に嫌気がさしたというより、そもそもしたことがない。 この世はもっと広いということを、わりと本気で信じていたかったから。 カンボジアに来るまで、多くの人に出会った。 来てからも、負けないくらい多くの人に出会った。 そして、私がいま思うこと。 私は、私として生きていくしかな

          私は私によって、私になる。