ピースデーヨコハマが国際平和デー記念イベント 2Days
アフリカと平和を切り口に2つの現場
2024年9月21日(土)と22日(日)の2日間、国連が定めたピースデー(9月21日)に合わせて開催された2つのイベントに参加。主催はピースデーヨコハマで、企画・コーディネートを担当したのは、アフリカ支援に長年取り組んでいる菅谷久美子さん。
9月21日(土):DAY1 オンライントークショー 多様な価値を認め合う社会へ
「ユースによるピースディスカッション ~多様な価値を認め合う社会へ~」
1日目のオンラインイベントでは、アフリカにルーツを持つ日本在住の3人が登壇し、それぞれの活動や平和への思いを語る企画。
モデレーターを務めたのは、NPO法人アフリカ日本協議会の津山直子さん。パネラーとして登壇した齊藤オヌ 花ジェニファーイフォナイアさん、ネビバンガ エビナさん、サマル アズハリさんが、それぞれの視点から平和に向けた取り組みや課題を共有。
若者たちが多様な価値観を尊重しながら平和を目指して取り組む姿勢は、多くの参加者に感動を与えました。菅谷さん自身も、このようなイベントを通じて、より多くの人々が共感し、平和への行動を起こすきっかけになればと語っています。
9月22日(日):DAY2 アフリカ音楽ライブ【アフリカを感じる平和な休日】
2日目は、関内桜通り沿いの 横浜コミュニティデザイン・ラボが運営する泰生ポーチフロントで、アフリカ音楽を楽しむライブ。
アフリカの伝統楽器コラを演奏する杵渕ちひろさん、パーカッションのワガン・ンジャイ・ローズさん、フルートのマキサマさんが織りなす音楽は、会場を躍動的ながら穏やかで豊かな雰囲気に包み込んだ。
ワガン・ンジャイ・ローズさんは、セネガルの伝統的リズムを現代に生かした打楽器奏者でセネガルの「人間国宝」に認定されていた故ドゥードゥー・ンジャイ・ローズさんの息子。これまでいろいろと接点がある方。
菅谷久美子さんの取り組み
今回のイベントを企画コーディネートした菅谷久美子さんは、長年にわたりアフリカと横浜をつなぐ活動を行ってきた方。横浜市に拠点を置く横濱未来堂の代表であり、アフリカ支援や次世代へ伝統文化を継承するイベントを多数企画している。ガーナ出身の旦那さんと共にアフリカ支援を20年以上続けており、2019年に横浜で開催されたアフリカ開発会議(TICAD7)では「国際盆踊り」や「アフリカ浴衣ランウェイ」などの仕掛けも手掛けてます。
菅谷さんはまた、PEACE DAY KAMAKURAとPEACE DAY YOKOHAMAのプロジェクトを立ちあげ、鎌倉や横浜のほか、東京、神戸といった都市で平和をテーマにした現場を企画・運営しています。
8月に都内で開催されたTICAD9閣僚会合テーマ別イベント の一つ「アフリカ-日本 ユースドライブ:私たちが望む未来の共創」では、着物ファッションショーの総合プロデュースも手掛けています。国際連合開発計画アフナ・エザコンワ局長の着付けも担当したそうです。
https://www.jica.go.jp/information/seminar/2024/1549305_52234.html
未来に向けて
初日の国際平和デー記念イベントは、齊藤オヌ 花ジェニファーイフォナイアさんと、サマル アズハリさんの2人日本で育った学生さんの個人的な体験から、いま、それぞれが認識する未来に向けた自分の立ち位置と、これから時間をかけて実現していきたいコトについて話があった。2人ともヒトとヒトとつなぐ力がある。この日本とアフリカをつなぎ、ヒトの意識を変える価値ある仕事をする気がします。
第9回アフリカ開発会議(TICAD9)は、2025年8月20日から22日まで横浜で開催。関連する取り組みも多々予定されている。今後も、菅谷久美子さんとは、多様な価値観が共存する平和な社会づくりに向けて、多くの人々が平和への思いを共有できる場を一緒につくっていきたいと思ってます。
ピースデーヨコハマ事務局:横濱未来堂