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国際非暴力デー(10月2日)・構造的暴力

今日10月2日は「国際非暴力デー」。2007年に国連総会によって定められました。この日は、非暴力の象徴として知られるマハトマ・ガンジーの誕生日で、彼の生涯を通じて実践された非暴力の理念を称え、広めるための記念日です。国連はこの日を通じて、対話と理解を通じた平和的解決を促進し、暴力を根絶するための取り組みを呼びかけています。

世界では依然として多くの戦争や対立が続いています。イスラエル・パレスチナ、ロシアとウクライナの戦争など、複数の地域でいま、この瞬間にもたくさんの紛争が進行中。

戦争や対立は、直接的な暴力だけでなく、国家間の構造的な問題、歴史的な不平等、経済的、政治的な力関係が背景にあります。これらの争いがもたらす被害は甚大で、何百万人もの人々が生活基盤を失い、命の危険を感じながら生きている現実があります。

構造的暴力とは?

構造的暴力は、こうした戦争の背景にある要素だけでなく、私たちの日常生活の中にも存在します。それは、貧困や差別、ジェンダー不平等、そして不公正な政治・経済システムの中で生じる目に見えない暴力です。例えば、職場での不公平な待遇や、教育や医療への不平等なアクセスも、こうした構造的暴力の一部です。これらの問題が、特定の人々やグループに対して長期的に不利な状況をもたらし、社会全体の調和・平和を妨げていると言えます。

知ること・認識すること・構造的暴力をなくすこと

日常生活の中で、構造的暴力を減らし、より平和な環境を作るためにできるのでしょうか。こうした不平等や差別に気づき、改善するために考えて、具体的なアクションを始める。職場や家庭内での役割分担の不均衡や、社会における弱者に対する扱い方、権力を持っている側に立っているヒトタチの意識などに意識を向け、対話を通じて改善を目指すことを始めよう。

平和的なコミュニケーションを広めていくことが大切。感情的な対立を避け、互いに理解を深めることで、ムダで不合理な争いや戦いを未然に防ぎ、協力し合う環境を作り出すことができます。

平和を希求する

国際非暴力デーを機に、目に見える戦争や紛争だけでなく、日常生活の中に存在する構造的な暴力にも目を向けてみましょう。イスラエル・パレスチナやロシア・ウクライナの戦争のような大きな問題も、私たち一人一人が日々の生活の中でどのように平和を作り出すかを考えることが、その解決への一歩です。


#平和 #構造的暴力 #国際非暴力デー #10月2日

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