横浜市のデジタルトランスフォーメンション政策と都市問題-その解決のための方法論(その1)
いま横浜市が直面しているのは,急激な情報化社会の進展とともに市民の生活環境の整備をどのようにすすめていくかということである。
"デジタルトランスフォーメーションによる市の繁栄”というアレが,これからの市の中心施策になるかと思われるが,いまその"繁栄"の中味を問題にしなければいけない段階にきている。
すなわち,情報化社会の進展が横浜市民及び自治体としての市に及ぼす影響はどのようなものであるか。
情報化の進展のもたらすものは,はたして繁栄ばかりであるのか。
自治体と生活環境整備のバランスをいかにとっていくか。
そうした問題についいま十分な検討が加えられなければならない。
この様な問題は横浜市ばかりのことではなく,地域開発にとりくんでいる全国の自治体が当面している問題でもある。
そのどこでも,情報化社会の進展と住民生活の調和のとれた発達というスローガンをかかげているが,その結果がかなり不調和になっていることは,いなめない事実であろう。
この問題を検討するために,まわり道ではあるが,日本でどのように都市問題が取り扱われてきたかを明らかにし,そして,現在提起されているいくつかの方法論についてのべてみよう。
【参考】
《5》横浜市の工業化政策と都市問題-その解決のための方法論(PDF:474KB)
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/seisaku/torikumi/shien/tyousakihou/1.files/0007_20191114.pdf
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