SBS沖縄のSNS運用をやってみて
皆さま初めまして、立命館大学でスポーツ経営学やスポーツ社会学を学んでいる結城柊人です。今回は2020年2月15日(土)に開催されたSBS(スポーツビジネスサミット)in沖縄にSNS担当として運営に関わっての感想や内容レポートをまとめたいと思います。
私の自己紹介
大阪出身のサッカー少年で、中学のクラブチームと大学のサークルでは全国大会も経験しました。大学では立命館大学AVA(https://ritsumeikan-ava.com/)という学生団体で、大学スポーツのクラブマーケティング事業を行っています。学外ではAscenders株式会社のMERCI(https://ascenders-merci.com/)というスポーツに特化した求人サービスで大学2年からインターンをしております。そんなこんなでスポーツ関連の活動ばかりやっている結城のnoteに5分ほどお付き合い下さい!
そもそもSBS(スポーツビジネスサミット)って何?
最近、SBSの名前をよく見かけるけど結局どんなイベントなの?韓国のアイドルグループ?何かの専門用語?と思っている方に向けて簡単にご説明します。SBSは【地域創生×スポーツ】をミッションに掲げ2018年から新潟・福岡を皮切りに全国各地で開催されているイベントになります。2019年には初の海外開催もあり、グローバル進出もしているのがSBS(スポーツビジネスサミット)で、発起人は岡部恭英さん(https://newspicks.com/user/533775?ref=search)です。
SBSの大きな特徴は何と言っても登壇者との距離が近い!セッション後のアフターパーティーや懇親会ではスポーツビジネス界のトップランナー達に直接お話が聞けます。もう1つの大きな特徴は運営者が毎回異なることです。開催地ごとに運営が変わり、自主的に手を挙げた有志の方々で運営をしています(本当にパワーが凄い)。
SBSとのキッカケは?
私がSBSのことを知ったのは2019年6月、私のTwitter上に「#SBS小樽」というハッシュタグが流れてきました。そのハッシュタグを遡っていくと、何やら北海道で面白そうなスポーツビジネスのイベントがあるらしいという情報をゲットした。しかも足長チケットという学生の参加費を免除してくれる制度もあるらしい、行くしかない。しかし学生にとって北海道までの飛行機代はシャレにならない。
東京で行われるようなスポーツのイベントにはあまり興味がなかったのにSBS小樽には何かビビッとくるものがあった。母親に4万円を借りて、いざ北海道へ出発!しかし、かかる費用は飛行機代だけではなかった。新千歳空港から小樽までめちゃくちゃ遠い、、、私はダメ元でこんなツイートをしてみた。
すると登壇者の福田先生が引用リツイートをしてくれて運営の近藤さんも反応してくれて、そして#SBSプロ応援団の諸橋さんが神の手を挙げてくれました(諸橋さんは今回のSBS沖縄の運営もされております!)。皆さまのお助けもあり小樽に到着して存分にSBS小樽を楽しみ、(無事に)日帰りで北海道をあとにしました。SBS小樽については、こちらの記事をどうぞ!!このSBS小樽に参加したのが僕とSBSとのキッカケでした、今思うと親に金を借りてでも北海道に行ってよかった(笑)
そもそもなぜSBS沖縄のSNS担当をすることになったのか
2019年11月にインターン先の社員である山本大輔さん(SBS沖縄の運営の方)からこんなLINEが届きました。
SBS小樽に参加した経験とインターン先でのSNS運用の実績をかっていただき、声をかけてくださいました。(大輔さん、ありがとうございます!!!)
そして次の週にSBS沖縄の公式アカウントを作成して、長い戦いが始まりました。実は、SBSに公式アカウントは無く、参加者や運営者の個人アカウントで宣伝をしておりました。それもあり、今回から公式アカウントを作成しようという流れになりました。
SBS沖縄の公式アカウントを運用してみて
正直めちゃくちゃ難しかったです、SNSの成果次第でチケットの売上や認知度も変わるのでプレッシャーもかなりありました。しかし終わってみるとやってよかったと心から思います。
私がSBS沖縄の公式アカウントを運用する上で意識したことはUGC・ULSSAS(https://note.com/muroya/n/n32234cc95f2a)、つまり口コミの活用です。SBSは新規のサービスではなく、過去のSBSの参加者や登壇者から生まれる【SBSのファン】の方がたくさんいます。いくら公式アカウントがSBS沖縄の宣伝をしても新規顧客や潜在顧客には響かないので、ファンによる口コミツイートを徹底的に引用リツイートしまくりました。
そのためにはSBSファンの方たちにアカウントの存在を知ってもらうために、メッセンジャーやTwitterのDMでひたすらメッセージを送り続けました。そして#SBS沖縄 というハッシュタグも公式アカウントが先陣切って使いまくることで、存在感をアピールしました。(ここに書いてあることは運用する上で当たり前だと思いますが、温かい目で見てください)
しかし、今回のSBS沖縄の運営は一筋縄ではいきませんでした。チケットが思うように売れない、登壇者が2週間前まで決まらない、会場の下見が出来ない、などたくさん問題はありましたが何とか無事に開催することが出来ました(笑)
SBS沖縄では何が話されていた?
さて、ここからはSBS沖縄の内容についてです。(前置きが長くなってすいません!)今回の登壇者は全員で6名の方々。1人目は卓球Tリーグの琉球アスティーダ代表である早川周作氏、2人目はサッカーJリーグのFC琉球の会長である倉林啓士郎氏、3人目は同じくFC琉球の社長である三上昴氏、4人目は沖縄市観光振興課でバスケW杯担当である宮里大八氏、5人目はハンドボールの琉球コラソン代表である水野祐矢氏、6人目は九州産業大学准教授でバレーボールヴォレアス北海道の社外取締役である福田拓哉氏。
そんな豪華6人の登壇者によるセッションは「沖縄スポーツの現在と未来」「2020年の日本スポーツの現在と未来」「スポーツ業界の歩き方」という3つのトークテーマでたっぷりと語って頂きました。沖縄という地は全国的にもスポーツが盛んな地域で、FC琉球(Jリーグ)・琉球アスティーダ(Tリーグ)・琉球ゴールデンキングス(Bリーグ)・琉球コラソン(ハンドボール)・沖縄SV(サッカー)・高校野球(春夏連覇)などプロアマ問わず、様々な競技で全国トップクラスの実績を誇ります。
暖かい気候からプロ野球、Jリーグなど数多くのチームがキャンプ地として利用し、トレーニングを実施しており、また地理的に見ても沖縄は東アジア圏のハブに位置していることから、世界とのビジネスチャンス創出の可能性を秘めています。
このように、日本のスポーツ 産業を語る上で沖縄は欠かせない地域となっており、まさに「スポーツアイランド」なのです。
SBS沖縄で結城が特に興味を持った話題
ここからは箇条書きで興味を持った話題を挙げていきますが、もし違った事を書いてればご指摘ください、、、
【沖縄のキャンプビジネス】
・広島カープは30年ほど沖縄でキャンプをしている
→沖縄との関りはNPBでトップクラス
・ジャイアンツは沖縄と宮崎の2つをキャンプの本拠地としている
→沖縄は暖かいが天気が不安定、宮崎は少し寒いが天気は安定している。その年の気候によってキャンプ地を選べるジャイアンツは強い(広島カープは沖縄しか選択肢がない)
・沖縄と宮崎はキャンプ地の誘致でバチバチ!?
→キャンプは確実に黒字化できるビジネスモデルで、チームだけでなく開催地域にも経済効果が大いにあるため誘致は是が非でも獲得したいのが行政
・沖縄で開催されているジャイアンツキャンプの飲食店の半分は、琉球アスティーダ(Tリーグ)の早川社長が運営している
【Tリーグの可能性】
・Tリーグの放映権は中国が最も可能性がある
・卓球は試合数が少なく経費が抑えられるので、利益化がしやすいビジネスモデル
・Tリーグのチームを運営しようと思うと年間約1.5億円の費用がかかる
・メダリスト級の選手であれば年間19試合で給料は2~3千万円
→サッカーや野球に比べて試合数が少ないので割にいい!?
・Tリーグは上場の規制がないため、琉球アスティーダはスポーツチームで初めて上場出来た
→Jリーグやプロ野球は上場の規制あり
・DAZNとの契約は破棄になったため、今はAmazonとdTVで放送
【FC琉球】
・沖縄県民は県外にいても沖縄に対する愛が強く、チームも応援してくれる
・強さの秘密は暑さと台風
→台風などで延期になると相手チームは疲弊する
・アウェーのサポーターが沖縄に来る際のスポーツツーリズムをもっと活性化する必要性がある
→世界1位の売上を誇るマンチェスターユナイテッドは航空会社と組んで、マンUトラベルを事業化している
【琉球コラソン】
・ハンドボールリーグで唯一、親会社を持たないチーム
→500万のリーグに支払うお金は免除されている
・ハンドボールリーグは、サッカーや野球と違って突出したスター選手がいない
→宮崎大輔選手は大学リーグにいる
と、こんな感じでズラズラと書きましたがさらに詳しく知りたい方はTwitterで #SBS沖縄 と検索してみてください!
将来、沖縄のスポーツビジネスに関わりたいと思っている方は必見です!
さてそろそろ手が疲れてきたので締めようと思いますがその前に、次回のSBS東京とSBS大阪の告知です!
SBS東京はこの場でチケットサイトを初出ししたいと思います(笑)チケットサイトはこちらです→https://micro-20200409.peatix.com/
SBS大阪の登壇者や日付の詳細はまだ未定ですので、SBSの公式ツイッター(http://twitter.com/SBS_2020)をフォローして情報公開をお待ちください!
最後までお読みいただきありがとうございました!
引き続き、私がSBSのツイッターアカウントの中の人として頑張っていくのでご声援のほどよろしくお願いいたします。