2020年ありがとうございました
どうも裕本です。
Twitterを開くと、鬱々とした言葉が立ち込めてきます。でも今年は仕方ないんじゃないかなぁと。それだけ大変だった年ってことだと思います。
さて、2020年を振り返り、今年お世話になった方々にささやかながら御礼の言葉をしたためることができればと思い、筆を取りました。
深夜ガタンゴトンの2020年は、ちゃんと振り返ると充実した1年だったんじゃないかなぁと思ってます。それもこれも大変な最中、めげずに一緒に創ってくれたアーティストさんのおかげですし、気にかけてくれたみなさまのおかげだと思います。
①深夜ガタンゴトンマガジン配信
今、完全に止まっておりますがマガジン配信。大学時代の同期3人で書き始めました。折しもステイホーム時期に重なったため、このマガジン投稿が実はお互いの生存確認の役割を果たしておりました。高橋は大学時代からわりと連絡不精の奴でしたし、しゅんちゃんはドイツにいるし・・・。
演劇を演劇じゃない視点から見れる場所なので、もう少しブラッシュアップいて、今後も記事を書いて行きたいなぁって思っております。
②配信一人芝居「いちごの害について」
GW辺りでしたか、なんか創りたくて、創ってしまった作品。実際にやってみて、映像と舞台ってやっぱり似て非なるもので、この作品創った辺りで、私自身は実は演劇という媒体そのものにこだわりがあるわけではないのかなぁと感じてました。何か物語を創ることそのものが好きななんだなぁと。舞台は舞台の良さがあるし、映像は映像の良さがあるし、これからはその取捨選択にもっとセンシティブにならなければいけないのかなと思いました。
③深夜ガタンゴトンコンセプトムービーリリース
気付いたら出演してくれた土橋銘菓さんは、事務所所属になっておりましたね。榊原美鳳君はコロナ禍であることを忘れさせる勢いであちこち舞台出演しておりました。何だか嬉しいです。今まで劇団紹介ムービーや作品PRムービーっていうのはあったのですが、いわゆるコンセプトを伝えるムービーって無かったなんじゃないかって思って、深夜ガタンゴトンのコンセプトを伝えるムービーを創ろうということになったんです。コンテンツよりブランドイメージから入ってみるかって感じ。楽曲はNaybeにお願いしました。撮影編集には大学時代の同期。大学時代の同期の彼女も実は卒業以来7〜8年ぶりの再開での創作だったので、そして彼女の現場力が凄まじくて、ああ、卒業後の数年間ってこんなに人を成長させるのかって時の流れを感じました。
そして、Naybeの方はやっと1stアルバムをリリースしたので嬉しい限りです。
Blueglue解散から約1年、待ちに待ったアルバムリリース。「Summertime Meeting」はわりと聴いた人もいるのかもしれない。個人的には「Tokyo Seoul」が好き。でも2020年いちばん聴きたくなるのは、Fly Around(30歳)かなぁ。Naybeのやりたい音楽と、ああ、やっぱBluglueの直也君だなって両方感じさせてくれるのよね。彼の人柄が出てる。
④深夜ガタンゴトン2020年夏の公演「消え残る」
これのためにあった2020年と言っても過言ではないです。
コロナ禍でよくやり切ったなぁと今、冷静に考えると本当に思うのですよね。サタンことムトコウヨウと星秀美という2人の愛すべき俳優とやれたことが本当に良かったなって感じております。クラウドファンディングの多大なるご支援もこの2人だから得られたのだと思います。
この作品を世に出すことができなかったら、今、もう少し違う人生を過ごしていたのかもしれないなぁ。
もう本当に俳優、スタッフ、見にきてくれたお客様、クラウドファンディングにご支援いただいたみなさま、気にかけてくれたみなさまにはただただ感謝です。
いろんなことに挫けそうになったときに、いやいやこれだけ期待してくれた人がいたんだから、投げ出すわけにはいかないって何度も救われております。いろんな表現方法がありますが、私は「生の舞台」がいちばん好きですね、やっぱり。
感謝の言葉と2021年
ということで2020年振り返ると、コロナ禍にも関わらず、いろんなものを創ったんだなぁと改めて思いました。悪いことばかり先に出てきて、どうしても暗い気持ちになってしまいますが、実はいいことかなりあったんじゃないかって。悪いことは全部コロナのせいにして、今一度、良かった出来事に目を向けるのはいいんじゃないかなって思います。
そしたら、いろんな人に支えられたり、再び出会ったりして、他の人の活躍も嬉しく感じられるようになってきて、あたたかい気持ちになれますね。
2021年、深夜ガタンゴトンとしての活動は今のところ白紙です。次回は劇場公演を考えているので、さすがに今の状況で企画を進めることは出来ないので、映像コンテンツの作成や執筆等にいそしむことになりそうです。もしかしたら、演劇ではない別の媒体で作品をみなさまのもとに届けることができるかもしれません。
2020年、大変な年でしたが、みなさま本当にありがとうございました。
来年も何卒、よろしくお願い申し上げます。
2020年12月吉日 裕本恭