実は星秀美が苦手でした
さて、今日は星秀美の紹介です。
先日、サタンことムトコウヨウの紹介を書いたのですが、どうも当たり障りのないことを書いてしまい、反省しております。(エピソードはいろいろあるんですが、どれもコンプライアンス的にアウトで公開できませんでした笑)
星秀美をざっくり紹介
桜美林大学出身、元レティクル東京座、女優活動に止まらず、読み合わせカフェやTRY-SYSTEMの運営を手がける小劇場愛好者。
読み合わせカフェに関しては一度noteでも紹介しております。
実は、星秀美が苦手でした
そんな、彼女なのですが、実は私、もの凄く苦手だったんですね。
苦手になるほどそんなに会ったこともないのですが、きっかけは私の前身、劇団東京ペンギンの解散公演の感想ツイートを見たときなんです。
まぁ、当時、私は本当にナイーブで、とにかく自分に対する批判というものは徹底的に避けるようにしていました。
あの時の感想ツイートは痛いところ突かれたんですよね。だから、何も言えなかったというかなんというか。
それで、「美少女」なんて名乗っているので、余計に腹が立つわけですよ。何なんだ、この女って。
ちなみに本当に星秀美さんに会ったことあるの2回か3回ぐらいでした。(下手したら当時は会ったことなかったかも)
普通は、それぐらいの面識の人のことなんて気にするどころか忘れさるものなのですが、なぜか、ずっと頭の片隅にこびりついていたんですよね。
たぶん、これは私が卑屈なせいもあるかもしれない。このメンタリティは福満しげゆき先生の漫画がだいたい解説してくれるのでそちらをどうぞ。
ふとしたときに彼女は闘っていたんだなと気づく
深夜ガタンゴトン立ち上げ後、「赫い部屋」、「つきまとう教室」、「ぬるい体はかたくなる」を発表し、執筆していく過程のなかで、何回も自分の人生や出会って来た人のことを考えるんですが、そのときにふと「ああ、彼女はあれはあれで闘っていたのかぁ」と思うことがあったんですね。なんか、それから、ああ、彼女はすごいのかもしんないと思ったのです。
3年間の休止の間、唯一、私に脚本を書かせてくれた人
そんな葛藤が当人の知らない間に起こっていて、ふとしたきっかけで、彼女が読み合わせカフェの書き下ろしをして欲しいと依頼してきたわけです。もう、ずいぶん長い間、脚本を人前に出すということをしていなかったので、すごい嬉しかったんですね。とくに書きたいこともなかったので、彼女から適当に3つお題をもらい、2本の短編を書きました。その後、実は自粛期間中に未発表のオンライン向け脚本も書いております。
そんな彼女が挑む役
ちょっとだけ名前が売れてきたAV女優の役を演じます。
この役を誰に演じて欲しいかってときに、真っ先に星秀美さんが浮かんだんですよね。たぶん、今回の役を演じるのは年齢的にも彼女のライフプランのことを考慮しても今がラストチャンスな気がしていたんです。
そして、この役はやっぱり、
弱くても、生きようとする一人の人間の役。
やっぱり、ここなんです。
ムトコウヨウと演じる役はある意味同じです。
その生き方が違うだけって話。
彼女がTwitterに上げる自撮りからは想像もできない顔が見れると思っております。
ぜひ、ご覧ください。
追記 ムトコウヨウの紹介文章の雑さに対して、星秀美の紹介文章が丁寧になり過ぎたことをお詫び申し上げます。
裕本恭