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人は忘れる「エビングハウスの忘却曲線」

私は結構物忘れがありますが・・・

「エビングハウスの忘却曲線」と呼ばれるものがあります。

エビングハウスの忘却曲線

縦軸が「節約率」となっていますが、「一度記憶した内容を再び完全に記憶し直すまでには時間が経過するほど手間がかかる」の意味でご覧ください。
(例:1日経過後の節約率は34%なので、1-0.34=66%の手間がかかる、といった意味です。)

もしも脳が全ての記憶を残しているとしたら、混乱する可能性がありますので「忘れる」機能が大切です。

脳科学では記憶は大きく「短期記憶」と「長期記憶」の2種類に分けられます。

短期記憶にある情報はすぐに忘れ去られてしまいます。

「記憶をコントロール」しているのは「海馬(かいば)」と呼ばれる部分です。

情報の取捨選択、フィルターの役割をしており、受けた情報をパソコンでの「重要なフォルダ」「一時的に保存しておくフォルダ」に分類します。

「短期記憶」=「一時的に保存しておくフォルダ」
「長期記憶」=「重要なフォルダ」

です。

いったん「短期記憶」=「一時的に保存しておくフォルダ」から、重要だと判断したものは「長期記憶」=「重要なフォルダ」に移し、忘れにくくします。

「記憶をコントロール」している「海馬(かいば)」の「情報重要度の判断基準」は次のとおりと言われています。

  • 生命維持に必要な情報
    →食べたら死ぬ、落ちたら死ぬなどの生命維持に関する情報

  • 繰り返しやってくる情報
    →何度も繰り返しインプットされる情報(頻度が高いので重要だと判断する)

  • インパクトの強い情報
    →感情を揺さぶられるなどの刺激(インパクト)の強い情報

このうちコントロール可能なことは

意識的に繰り返し情報を与える

ことになります。

「反復学習・反復稽古」は
身に付けるために必要なことです

情熱の継続は、一時期にまとめて行うのではなく、小さな積み重ねをどれだけ行うか?ということになります。

例えわずかな時間だとしても、身に付けたいことのために時間を確保することにより、忘れにくくすることができます。

「継続は力なり」

は、がっつりでなくても毎日関わる(時間を割く)ことなのだと感じます。

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