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11年ぶりの日本帰国、浦島太郎感での慣れない日本暮らし、四十路中年の試行錯誤と転職...: 2022年の所感と2023年の展望
さて、あっという間に2022年も残りわずかとなり年末モードである。2022年は個人的に11年以上ぶりにシンガポールから日本帰国をした年で、公私とも大変に忙しない1年だった。そうした事もあり、結構な長文になってしまったが今年の振り返り、所感など述べておこうと思う。 特に情報価値等はない、海外に長らく住んで浦島太郎的な形で日本に帰国した中年のおじさんの感想程度のものである。そうした前提でご理解頂けると幸いである。 大変に忙しかった2022年今年は個人的に大忙しであった。1月に
NUS修士課程:修士課程の最後のラスボス、ハイライト、個人的な記念碑...CS5340 Uncertainty Modeling in AI
さて、これをもってNUS修士過程修了、その最後のセメスターのハイライト、山場、ラスボス、修士卒業記念的な位置付けで受講したCS5340 Uncertainty Modeling in AIについて体験レポートをしたい。 CS5340 Uncertainty Modeling in AIの概要 授業内容であるが、一言で言えば「ベイズとPGM (Probabilistic Graphical Model)の観点からの機械学習のやや理論寄りの内容」である。参考図書は以下の通り。
お楽しみWeb制作講座と思って履修したら大変な事に...IT5007 Software Engineering on Application Architecture
さて、遂に我が足掛け3年に渡るNUSの理系転向プロジェクトはひとまず終わりを迎える事になった。総括については別途書くとして、ここでは最終セメスターに履修したIT5007 Software Engineering on Application Architectureの体験記を記しておく。 IT5007 Software Engineering on Application Architectureの概要 授業概要は以下を参照。 具体的にはこんな感じである。 *javas
NUSの修士クラス:31時までの徹夜の果てに...IS5006 Intelligent System Deploymentのレビュー
はあ。怒涛の2021年上半期セメスターもこれにて終了である。出産立会い、ベビー氏との格闘と同時並行で純ドメ文系日本人が海外大学院で理転を図る、土日なし、延々と毎日10−12時間勉強、グループワークの最終課題提出の前には夜更かしや徹夜、と言うのは中年のおっさんのやる事としては中々のハードワークであり、はっきり言って会社員していた時よりも全然きついと断言出来るハードな日々であった。そうした半年弱の怒涛のセメスターも終了し、漸くひと区切りがついた。そうした事もあるので、今回は今セメ
NUSで学ぶシステム構築とUML: IT5004 Enterprise Systems Architecture Fundamentalsの授業内容
さて、IT5006のデータアナリティクスに続いて、今回のセメスターで受講したIT5004 Enterprise Systems Architecture Fundamentalsの授業内容を簡単にレビューしておきたい。 授業内容こちらは参考図書(自身にとっての当該授業の実質的な副読本)である上記を紹介するのが一番端的なのでそのようにしたい。一言で言えば、非CS専攻の生徒がシステム開発のいろはになじむためにこちらのUML入門の内容を速修する、と言うのがIT5004の授業内容で
NUSの授業:拗らせて 長々金融にいたけれど さらば全てのエヴァンゲリオン...IT5006 Fundamentals of Data Analyticsの体験レポート。
さて、NUSのコンピュータサイエンス修士過程、漸く怒涛の2021上半期セメスターが終了した。ここで自身のおさらいも兼ねて、簡単に授業内容を紹介したい。今回はIT5006 Fundamentals of Data Analyticsを紹介したい。 IT 5006の「IT」とはまずはIT5006の頭に付いている「IT」の解説からしておきたい。 以前に解説した通りで、IS=インフォメーションシステム、実務家向けの企業における実際のITの実装適用を主眼に置いた授業、CS=コンピュ