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【本編感想&考察】仮面ライダーゼロワン第37話「ソレはダレにも止められない」【全国の悩んでる社会人の皆さんに伝えたいお話】

皆さん、こんにちは。特撮最前線です。

最初に結論を言ってしまうんですけど今日のゼロワン、ここ数回、感じていた疑問点が解決し、話も大きく動いただけではなく最終決戦への布石が色々とあってとても面白かったと思います。

それに今回のお話、仮面ライダーの熱いドラマとしてだけではなく、全国の社会人の皆さんにも心当たりがあるような…そんな展開があってそこも唸りました。

どこら辺がそのように感じたのか紹介しながら今回の新展開や個人的に印象に残ったシーンも一緒にまとめていきたいと思います。

1.新たなる仮面ライダー「仮面ライダー亡」登場

今回の見どころの一つはやはり、中山咲月さんが演じる滅亡迅雷.netの大幹部「亡」が変身するニッポンオオカミをモチーフにした「仮面ライダー亡」の初登場ですね。

仮面ライダー亡

両手の爪を使ったワイルドな動物アクションはJAE所属のスーツアクターの蜂須賀祐一さんが戦隊でアクション担当していた時代から得意とするアクションの一つでギンガマンやガオレンジャーなどを彷彿とさせるカッコよさがありました。

2.悪の社長ライダーはなぜ脱ぐ羽目になるのか

仮面ライダーに変身する力を手に入れた亡はその足で、滅亡迅雷の計画の障害となる、ZAIAエンタープライズの社長でもあり、更には飛電インテリジェンスの社長となった天津に宣戦布告を仕掛けます。

そうです。同じ悪の社長ライダーのエグゼイドに登場した仮面ライダーゲンムこと檀黎斗です。

ゼロワンもエグゼイドも東映のメインプロデューサーは大森Pです。

いつかはやるだろうなぁ…と思っていたらこのタイミングで入れてきました。

そういえば社長ではありませんでしたが同じ大森P作品のビルドの難波会長もこの時期ぐらいに退場して彼の部下だった内海がエボルトに「忠誠を誓おう~!!」と叫んでマッドローグに初変身したも2年前の今ぐらいでしたね。

4クール目(最終クール)に突入すると話も劇的に更に動き、キャラ立ちも前半に比べるとしっかりしてくるのでキャラ崩しや退場劇は3クール目から4クール目が多い印象があります。

しかし、檀黎斗が脱いだのは2クール目でしたが。

次回は天津のキャラを更に掘り下げるようです。意外な一面が明らかになるらしく、今からとても気になっています。

3.社会に出てからは自分の間違いを早く謝罪できるかがカギになる

今回のゼロワンは天津や亡だけのドラマではありません。

主人公の或人、不破さんや唯阿のドラマもいつも以上に濃厚でした。

どこら辺がそう感じたかと言いますとまずは唯阿と不破さんのドラマです。

唯阿は数回前に不破さんを傷つけてしまう言葉をふいに投げかけてしまいました。彼女にとっては何気ない一言だったかもしれません。

しかし、不破さんは相棒であった時期もある唯阿からの言葉に激しいショックを受け、自分探しに奔走する日々を送っていたこともありました。

そのことに今回、改めて気付いた唯阿は不破さんに深く謝罪します。

ココが大事なんです。社会に出てからは自分のミスが見つかった時点で謝るのがベストですがタイミング的に難しかったりすることもあります。

タイミングを計って相手に誠意を込めて謝罪する。

これがなかなかできないんですけど…大事なんですよね。今回のエピソードはその大切さを改めて実感した回でした。

不破さんの懐の大きさもあってか2人はすんなり和解して更に絆が深まるシーンはとても良かったんじゃないかと思います。

4.心揺らいだ時は誰かの助けを借りてもいい

今回のゼロワン、特に好きな展開はこの項目です。

或人は人類とヒューマギアの共存を夢見てその可能性を今まで模索してきました。その度に彼は自分の夢を敵に否定され、傷つけられ、時には踏みにじられながらも立ち上がってきました。

しかし、今回、そんな彼に最大のピンチが起きます。

それは人工知能の中枢であるアークの暴走により、仮面ライダーアークゼロが誕生し、人類や心優しいヒューマギアを自分の意のままに操ろうと画策。その結果、またしても或人は自分の信じてきた人工知能の可能性を否定されることとなりました。

更にアークゼロに手も足も出ず、恐怖感とヒューマギアを信じる思いを握りつぶされて自信を完全に失ってしまいます。

そんな時、彼に手を差し伸べてくれたのが元部下であり、祖父が社長時代から飛電インテリジェンスを支えてきたアンジャッシュの児嶋さんが演じる福添副社長でした。

飛電家の三世代の生き様を傍で見てきた福添副社長だからこそわかる或人の悩みをズバッと指摘しながらも彼の背中を優しく押す展開は燃えました。

昭和時代から仮面ライダーシリーズ、おやっさん枠が存在しますが今年は児嶋さんが演じてる福添副社長がそのポジションとなっています。

正直、仕事してて作業量が自分のキャパシティーを越えたと判断したらもう抱え込むのはやめて周囲の人に素直にその状況化を打ち明けるなり、タイミング見てお話するなりして気分を楽にして作業した方が絶対にいい仕事ができると私は思います。

5.社会に限らずハラスメントは身を滅ぼす

最後になりますが今回のゼロワンの最大のポイントはここでしょう。

今まで非人道的行為を繰り返し、他の会社を乗っ取っては部下へのパワハラや会社資金の私的流用、更には癒着、ライダーシステムを悪事に使用など数えきれない悪事を重ねてきた天津ですがその彼に今回、大きな罰が下ります。

部下にそのデータを奪われ、社内外で行ったハラスメントをの数々を告発される事態となりました。

彼は部下からの信頼を完全に失ったばかりではなく、社長の地位も危ぶまれる状況になったのです。

何が言いたいかと言いますと上司や部下、顧客に関係なく、社会で付き合う方たちすべてを蔑ろにすると大きなしっぺ返しを食らう羽目になるというわけです。

私も改めて気を付けなければならないなと背筋を伸ばして明日からまた仕事頑張りたいと思いました。

ニチアサ見てる最大の理由は面白いっていうのもあるんですけどこういう社会に出て起きそうな話をライダーや戦隊の話に盛り込むことで改めてそのことに気付ける機会があるというのもいいなと思います。