見出し画像

【感想と考察】魔進戦隊キラメイジャー「ガルザとクランチュラのジャメンタル研究所」【戦隊悪役のドラマはビジネスマナーの反面教師】

1.はじめに

皆さん、こんにちは。特撮最前線です。

今日は毎週日曜朝9時30分からテレビ朝日系列で放送中のスーパー戦隊シリーズ第44作品目「魔進戦隊キラメイジャー」の本編感想と考察のコーナーです。

いつもならばTwitterやインスタグラムで本編考察を行っていますが今回はnoteにて行っていきたいと思います。

まず、今回の記事は私の本編を視聴しての個人的感想と考察です。こちらのところをご了承ください。

2.キラメイジャーと敵対する悪の組織「ヨドン軍」

戦隊シリーズは1975年スタートの秘密戦隊ゴレンジャーから現在放送中のキラメイジャーまで数多くの悪の幹部やボス、怪人、戦闘員たちが登場しました。

今回のエピソードはキラメイジャーが戦う悪の組織「ヨドン軍」の大幹部であるガルザクランチュラが第7話と第8話の戦いを振り返りながらヨドン軍のパワーの源「ジャメンタル」の秘密を探っていくというお話になっていました。

彼らは綺麗なもの、美しい物であふれる地球を嫌い、それを狙って侵略活動を開始した悪の軍団でヨドン皇帝が好む世界に作り替えようと暗躍します。

ガルザはキラメイジャーの協力者であるクリスタリアの姫であるマブシーナの叔父にあたります。しかし、ガルザはマブシーナの父であるオラディン王の王としての才能と人徳に深い嫉妬心を燃やしたことでクリスタリアを裏切り、ヨドン軍の大幹部に寝返った裏切り者でもあります。

3.「ほうれんそう」を怠ると組織は破綻する

今回のエピソードでは第7話、第8話に登場した邪面師(怪人)のフリーザー邪面オーブン邪面の兄弟は共に強い戦闘力を持ちながら意思疎通ができないこと、連携プレイが取れないことで逆に敗退してしまいます。

過去の戦隊シリーズでも同じパターンで悪の組織の組織系統が乱れ、一気にそこを戦隊ヒーローたちに突かれて敗北してしまった怪人や最悪の場合、組織そのものが壊滅するパターンは数多く存在します。

例えば、シリーズ第4作品目「電子戦隊デンジマン」の終盤戦で曽我町子さんが演じたベーダー一族の支配者へドリアン女王とベーダーの王の座を狙う大前均さんが演じたバンリキ魔王のドラマもまた幹部たちの意思疎通が機能せず、足の引っ張り合いで組織が弱体化するドラマを描いています。

更にシリーズ第15作品目の「鳥人戦隊ジェットマン」の悪の組織バイラムもまた組織の支配者の座を巡って特に中盤から後半戦は幹部同士の足の引っ張り合いや幹部同士の抗争によって幹部が戦いからドロップアウトしていくパターンが数多く見られました。その隙をついてジェットマンが支配者の座まで上り詰めた舘大介さんが演じたラディゲを倒す展開もまた私個人、とても印象深く残っている作品でもあります。

これはよく社会などでもしばしば見られる部署間の「報告、連絡、相談(ほうれんそう)」が取れないと組織の系統は乱れ、業務の遅れやまたは業務の破綻に繋がることと似たパターンでもありますし、自分自身の出世のための足の引っ張り合いなどは以ての外です。

4.体や心に無理をかけすぎると業務に支障が出る

連携プレイが取れないことでキラメイジャーに敗北を期したフリーザー邪面はガルザから「ウスギタゴールド」と呼ばれる栄養ドリンクを与えられ、それを服用したところ、一時的に超パワーを得ますが逆に副作用によって暴走してしまいました。

この件は業務内でも業務外の飲み会の席など同じことがいえます。

長時間の無理な残業、自分のキャパシティーを越えたオーバーワークは業務では致命的な支障が出るだけではなく、自分自身の健康を害する恐れがあります。

やはり、なんでも一人でやろうとするには無理があります。作業分担するなり、「この作業ならあの方に任せた方が良さそうだ」と判断し、その方の様子を伺い、お願いすることも業務の上では大事なことです。

飲み会の席でもその場の勢いに任せてお酒を飲みすぎるとハメを外しすぎてしまい、暴走し、同僚や先輩後輩に迷惑をかけてしまうなどという行為も言語道断です。

5.怒り、憎しみ、嫉妬だけでは成功はありえない

ガルザは第7話と第8話の戦いを通してジャメンタルに必要な三大要素が

・怒り
・憎しみ
・嫉妬

であることに気付きますが、実際問題、この感情はあくまでも一時的な原動力に繋がるだけで長続きはしないと私は分析しています。

今回のエピソードは記事のタイトルにも挙げましたが「戦隊の悪役のドラマを反面教師にする」というところで私個人として生き抜いていくために大事なことは

・他者へのリスペクトを忘れない

・好きという気持ちを大事にする

・笑いや喜びをエネルギーに変える

この3点を今後も大事にしたいなと思います。

嫌いな人や嫌いな物の話をするより好きな人、好きな作品、好きなジャンルの話をしている時の方が私個人として気持ちはすごくいいものです。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

次回はついに完全新作の放送が再開されます。この時をずっと首を長くして待っていました。次回はタイムループSFと特撮ヒーロー作品の相性について解説考察していきたいと思います。