新しい開発チームに挑戦してみようと思う #4

突然入った最優先の割り込み

ようやく立ち上がり、テスト環境の構築も完了。いよいよ、開発に入ったが、大きな割り込みが入ることになった。
年末年始に向けて、全社的な販売促進をやりたいというもの。
通常、割引というものは、割引用の旅行商品を作成し、販売する。しかし、それだと、早くに予約していただいたお客様にとっては、損した気分にしかならない。問い合わせがあったら手動で対応することは可能であるが、該当の予約数は数千件あるため、現実的ではない。
そのため、割引を分かりやすく見せながらも、既に予約していただいたお客様にも割引を適用させる仕組みが必要となった。

開発範囲の絞り込み

重要な案件でありながらも、割り込みに時間を使いすぎても、後が苦しくなる。ということで、開発範囲を絞り込むことにした。
既に予約していただいたお客様への連絡は、ノーコードツールを活用し、チームの作業から切り離した。一方で、割引の表示方法や返金の仕組みについては開発が必要となった。幸いにも以前、似たような仕組みを作られたことがあり、活用できそうだということまでは分かったが、どうやら今の開発メンバーはほとんど関わっていなかったらしい。

1週間で開発

ひとまず、有識者に協力してもらい、当時開発した機能の説明を行ってもらい、大体の見当はつけてもらった。検索、予約、既予約への適用、問題発生時の復旧フローと幅広かったが、協力して進めてもらった。こういう時、チームで動くとすごく安心する。なぜなら、1人で進めるとハマっていても、周りが気づかないからだ。また、同じくらいの知識のメンバーであるということも良かった。
結果的には1週間でリリースまで完了。ステークホルダーからは、「この短期間でよくやってくれた。」との声をいただいた。

優先度も高く、期間的にも厳しい上、調整も大変な対応ではあったが、無事、ミッションをこなせてよい経験となった。