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バックオフィスチームにFindy Teamsを渡してみた
バックオフィスチームとは?
弊社には、財務、総務、人事といった、いわゆるバックオフィスに関するシステムが多数あり、保守・運用・開発を3名のエンジニアで担当しています。
このチーム、1年半前は3名がバラバラに動いていたのを、1年かけて体制を見直し、ようやくチームとして動けるようになったのですが、今回はこのバックオフィスチームにFindy Teamsを渡した結果を共有したいと思います。
Findy Teamsについては、以前も記事を書いたので、こちらも是非、見てください。
まずは見えるようになるところから
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まず、こちらは、導入開始当初のグラフです。
とても残念なことに、そもそも数字が取れない状況でした。
社内では標準的にはGitHubでソースコードを管理することが多いのですが、このチームは歴史的な経緯があり、BacklogのGitを利用していました。
ということで、数字を取ろうということで、GitHubへの移行から始めたのですがが、移行後に最初に見えてきたのがレビューの低さでした。聞いてみると、やらないといけないという気持ちはあったけど、具体的なアクションに移していなかったとのこと。この機会にレビューをみんなでやろうというところからスタートでした。
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レビューをすることで見えた課題
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レビューを開始することで、お互いの修正もわかるようになり、チームの一体感が増したのですが、レビューするようになったことで分かったのが、
プルリクを投げる→レビューする→リリースする
という当たり前の3つのプロセスにボトルネックがあることでした。
レビュー開始した当初の数値としては、以下の通りです。
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プルリクされてから、レビューまでが16.3h。つまり、2日間プルリクが放置されています。さらに、レビュー後からクローズまでは49.7h。5日間クローズに時間がかかっており、リリース待ちが長いということもわかりました。折角、修正終わっているのにもったいないですね😅
さらに、少し大きめな開発をしていたこともあり、この数字は2021年12月になると、数値がどんどん悪化していきました。
このことは、ふりかえり(スクラムやってます)で話もあがり、分析したのですが、そもそも、レビューのリクエストタイミングや完了タイミングがわからなかったとのこと。レビューができていないチームだとありがちな話です😢
早速、Slackとの連携を行い、レビューの依頼、リマインド、完了を通知するようにしました。
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結果は上記の通り、修正後、1日ですべて終わるようになりました。やる気になって仕組み作れば、すぐに改善できるものですね。
副次的な効果になりますが、プルリク数もあがり、リリースも増え、生産性が実感できているという話もでてくるようになりました。
可視化は健康診断みたいなもの
Findy Teamsは、チームの可視化の1つなのですが、チームの健康状態を診るのにサポートとして活用しています。
今回、お話したレビューもチームがうまく回っていないときには、面白いほど(笑ってる場合じゃないけど😅)数字が悪くなるので、安定しているチームでも定期的に見るのは重要なんじゃないかと思います。
今回お話には触れていませんが、個人的には、活動状況のサマリも興味深いスタッツです。
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例えば、打ち合わせが多いと、コミットされない時間がたくさんでてきますし、遅くまで残っていると、20時くらいまで活動しています。レビューの時間が固まっている人は、潜在的にレビューイに迷惑をかけていることもあります。
こういった情報が可視化され、いつでも見える状況にあることは、チームの健康診断ではないかと捉えています。マネージャ層から見ると安心材料になりますし、各メンバーの視点から見ても、改善のヒントにつながる1つの目標になります。
チームのベストプラクティスはまだまだ模索中ですが、今後も役だてていきたいと思います。
最後に
今回、紹介したバックオフィスチームですが、活動の幅を広げたいため、新しい人材を募集しています。ご興味ありましたら、ご連絡お願いいたします。