【第三話】AKB48運営会社を辞めて"育成年代のスポーツビジネス"で起業した理由〜最初に稼いだ売上は9万6000円〜
スポーツファシリティ株式会社の富澤です。
今日は【第三話】AKB48運営会社を辞めて"育成年代のスポーツビジネス"で起業した理由〜最初に稼いだ売上は9万6000円〜です。
最初に稼いだ売上は¥96,000
コーチの給料の低さに愕然とし、業界を変えなければいけないと決意し会社を設立しましたが、やはりスキルがないのには変わりがないので、「何をして稼ぐのか」全く検討もついていませんでした。
私の周りには、サッカーに関わる家族や友人が多いです。
その中の一人に、親戚の兄がいるのですが、この親戚に兄はサッカーコーチとして自分でクラブを運営したりイベントを開催したりしていました。
色々とアドバイスをもらい、まずはシンプルに「サッカー大会をやってみよう」と計画しました。
サッカー大会は、基本的に参加チームを12チームくらい集めて、参加費をいただいて大会を開催するといったシンプルなものです。
これが、私が最初に「育成年代のスポーツビジネス」で稼いだ売上でした。
独立して初めて自分の手で稼いだ売上は、少ないですがとても嬉しくて、ワクワクしたのを今でも覚えています。
これは、ビジネスになる!と手応えを感じてそこから本格的なブランディングをするために、細かな準備を開始しました。
「TOBIGERI」が生まれた瞬間、東京赤坂で
この頃からビジネス仲間が増えていきます。
当時、高校時代の友人も先に起業していて、東京の赤坂の事務所によくお邪魔していました。
友人もスポーツビジネスで起業していたので、情報共有していくうちに、"何か一緒にビジネスを"という形で、時間をともにすること増えていきました。
そして、この頃生まれたのが、現在の主軸事業である「TOBIGERI」です。
よく、TOBIGERIというネーミング良いですね!とお褒めの言葉をいただくのですが、このネーミングも、実はこの事務所で生まれました。
当時、この友人の会社は数人で運営されていて、この会議に出席していたメンバーは、現在は「鹿島アントラーズ」や「水戸ホーリーホック」で事業参画していたり、企業経営者だったり、みんなとても優秀なメンバーです。
このメンバーだからこそ生まれた、プロジェクトなのだと思います。
今現在は、TOBIGERIには直接的な関わりはありませんが、生みの親のメンバーであることは間違いありません。
私の使命は、この「TOBIGERI」を大きく育て上げること。
いつかあの時のメンバーが誇らしく思えるようなイベントに必ず育てたいと思います。
預金残高がない。会社はそう甘くない
TOBIGERIも動き出し、他の事業も少しづつ進み始めた頃、自分の甘さから、大事件が発生します。
独立してから、初めての失敗です。
この頃、イベント事業と同時にウェア販売代理店事業も行っておりました。
大手のスポーツメーカーさんの代理店です。
スポーツメーカーさんとは、仕入れ代金の支払いは翌々月末という約束で取引をさせていただいていました。
ところがある時、メーカーさんからお電話をいただきます。
仕入れ代金を今月末にお支払いください
仕入れ代金は、150万近くでした。
創業当初の会社にそんな大金は当然ありません。
なんとかお金を作ろうと、色々と動きましたがどれもうまくいかず、結局お手上げ状態となりました。
この失敗から、私はたくさんのことを学びました。
情けない思いや、悔しい思い、食事も喉を通らない苦しい気持ちになりました。全て自分自身の責任で、自分の甘さが招いた結果でした。
この時、会社をやることはそう甘くないことを思い知らされました。
資本主義社会においては、お金というものが信用のバロメーターであり信頼の証です。
仲間が増える転機が訪れる
私の弟は、もともとトムバイヤーアカデミーでサッカーコーチのキャリアをスタートし、その後「コラソン千葉スポーツクラブ」という育成年代のサッカークラブを運営していました。
まだまだ規模も小さいクラブでしたが、私自身も育成の街クラブ経営に興味がありましたので、この機会に経営統合し経営に関わることになりました。
*ジュニアサッカークラブの経営についてはまた別で書きたいと思います。
このタイミングで仲間が一気に増えます。
これまで、アルバイトスタッフ2名だけで会社を運営していましたので、孤独な事業展開でしたが仲間が増えたことで様々なことにチャレンジできるようになりました。
アルバイトスタッフ2名の頃から、共にTOBIGERIを作っているのが「堀田弘志」です。私にとっては創業当初から外せないメンバーです。
現在は、「TOBIGERI公式Yotubeチャンネル」にて陽気な性格と笑顔で子供たちから人気を博しておりますが。
熱量のある人間がプロジェクトを作る
TOBIGERIには、「堀田弘志」という人間が欠かせません。
プロジェクトに対しての思い入れと熱量が違います。
創業当初は、私も堀田もスキルも知識もなく、苦戦することばかりでした。
起業では、仲間が本当に大切です。自分一人でできることは限られます。
そして仲間は、スキルや知識が豊富で優秀である必要はありません。
志高く、そのプロジェクトに全てをかけて挑むことができる仲間であれば必ず成功すると思います。
第四話へ 続く…
【第四話】 AKB48運営会社を辞めて"育成年代のスポーツビジネス"で起業した理由〜地域を盛り上げるのはスポーツイベント〜