フィリピンの学生さんにインタビューしてみた!vol.2〜世界一周プロジェクト・フィリピン〜
こんにちは!
今回はケソン市の学校で情報技術を学んでいる傍ら、オンライン英会話講師をしている 21 歳の Love さんにインタビューさせていただきました!
この記事を書いている私たちと同世代のリアルな意見は必見です!
ーLove さんが思うフィリピンの教育の特徴を教えてください。
たくさんあるよ。例えば、formal、informal、non-formal教育。
formal
学校法人が関与し、制服があり、フルタイムできちんとしていて、もちろん教科に特化している学校
informal
実践的な大人の学習。
方法と内容に多様性があり、地域の資源を用いて学習者の参加の上に成り立っているもの。
non-formal
経験、家庭、環境、仕事から学ぶ長いプロセスの教育
―経済格差が教育にもたらす影響を感じたことはありますか?
特に最近は感じるなあ。低所得者層の学校では、危機のなかで生徒の学習過程が大きく低下しているよ。それによって多くの生徒が苦しんでいるの。
また、多くの生徒が沢山の不平等な扱いを経験しているんだ。近年は、パンデミックによって学校教育が中断された被災学生は、長期的な収入減に直面しているよ。
―2013年に改正された法律によって教育制度が変わったと思うのですが、その影響はどのようなものでしたか?
教育にとても大きな影響を与えているよ。まず、生徒の学習環境と学習過程の変化。どちらもネガティブな影響とポジティブな影響があるよ。
ネガティブな影響としては、親や生徒が勉強や子供をサポートするために、より多くのお金を費やす必要があること。政府は、カリキュラムの中で学生のニーズを維持するために十分なお金を持っていないし、一部の学生はそれが時間の無駄であるため、新しい教育システムを望んでいない。
一方、ポジティブな影響として、一部の学生は、それが大学で準備するために多くの助けになると思っていて、彼らの知識とスキルを広げ、彼らの自己啓発に役立っていると感じているよ。
ー最近の教育の変化について教えてください。
フィリピンの教育制度は、何百年にもわたって発展してきているの。現在、私たちの国の教育制度は、政府が民間セクターの支援を受けながら、活気に満ちた多様な教育システムを構築しているところ。教育省(DepEd)は、基礎教育の提供を監督しているよ。
民間セクターには、幼稚園、インターナショナルスクール、宗教学校などがあって、彼らが教育を支援しているの。
最近ではK-12というカリキュラムがあって、義務教育を11年生と12年生まで延長し、中等教育に2年間を追加し、中等教育を義務化するものなんだよ。
<インタビューしてみて>
今回実際にフィリピンで学んでいる学生のお話を聞いて、やはり1番の課題は "格差" だということがわかりました。いくら教育の改革が起こっても、お金がないとその教育が受けられず、逆に裕福な家庭は更なる教育を受けることができて、格差が広がる一方です。
変革が起こっているのは事実なので、貧困層に特化した改革が増えていくことを願います!
<参考文献>
・https://eedu.jp/blog/2013/02/26/philippines_k_to_12_start/
Lux;の世界一周プロジェクトでは世界の教育問題を中心に紹介しています。
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