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配信する作品について①

「Adoption for Happiness = アダプション・フォー・ハピネス(幸せになるための特別養子縁組)」プロジェクトでは、「産みの親の声」「養子の声」「養親の声」「制度の話」を中心とした、様々な角度で作られた映像の配信を予定しています。

2024年度(初年度)は、3つのテーマの中から約10作品の配信を予定しています。今回の記事では、1つ目のテーマ「アダプション(養子縁組)、オープンアダプションの取り組み」の配信予定作品についてご紹介します。


【テーマ1】アダプション(養子縁組)、オープンアダプションの取り組み

オープンアダプションとは、子どもが養子となった後も、産みの親と育ての親が交流を続ける環境の中で、養子の子どもが育つ形態のこと。時には産みの親、養親、養子が一緒に過ごすこともあります。

オープンアダプションは、文化や制度の違いなどもあり、その概念自体が日本では浸透していません。産みの親は養親のプロフィールなどを見て、子どもの将来や幸せを考えながら養親を選ぶことができ、産みの親と養親が直接的または間接的に関わり合いながら養子縁組の手続きを進めるのが特徴です(団体にもよります)。

オープンアダプションには色々なかたちがありますが、子どものアイデンティティ形成や出自を知る権利が大切になっている今、これからの将来、日本でも議論されていくのではないでしょうか?

「I'll see you later」

産みの親・育ての親・子どもの交流のあり方を描く

養親が養子に迎えた子どもを育てる中で、産みの親も子どもの人生の一部として存在する養子縁組=オープンアダプション。オープンアダプションを経験した養子、養親、産みの親の言葉を通して、養子縁組のあり方を描いている。当事者が養子縁組を前向きに捉えている姿が印象的で、日本における養子縁組に関する考え方にインスピレーションを与えるであろう作品。海外で数々の映画祭に出品、賞も受賞している。(55分)

受賞歴:
2021 Impact DOCS Award Winner, 2021 Better World Film Festival Winner, 2021 Life Fest Award Winner for Best Feature Documentary
公式出品:
Central Alberta Film Festival, Calgary Independent Film Festival, Ottawa Canadian Film Festival, Toronto Lift-Off Film Fest, Film For Peace Festival, Mosaic Film Festival, Triumphant Film Series, Mosaic Film Festival, International Social Change Film Festival, and others.

「I'll see you later」の監督からの応援メッセージ

プロデューサー兼脚本家のプレストン・プトー博士

養子縁組の物語は「希望と勇気」の物語です。私は養子縁組という旅路を歩む人々の人生と、彼らが共に過ごしたすばらしい日々に深く心を動かされ、この映画「I’ll See You Later: A Film About Adoption(原題)」を制作しました。

本作は、私たちが出会った産みの母親と養子を迎えた家族、そして子どもたちを通じて一緒に経験させてもらった喜びが原点になっています。世界中で視聴されており、数々の賞も受賞している作品ですが、この物語にある美しさこそが、思いがけない深い愛情で結ばれた家族に勇気を与え続けているのだと思います。

この映画が、勇気と喜びを持って養子縁組の物語を紡いでいる日本の家族の助けになる–––そう思うと嬉しいです。彼らの物語は本当に大切なことを語っています。ぜひ勇気を持って多くの方々に届けてください。期待しています。

“I’ll See You Later: A Film About Adoption"
プロデューサー兼脚本家
プレストン・プトー博士

「I am a secret」

監督のアンドリューは、家族ならではの距離感で母と妹の心の内に迫る。

作品を撮ったのは、アメリカの映画祭で高い評価を受けた「One night in Tokyo」の製作総指揮を務めた若手映画プロデューサーのアンドリュー・カンテッラ。

母親と娘の3人家族。家族の中で養子じゃないのはアンドリュー自身だけ。母親も養子当事者、妹もインドから養子として迎え入れられている。

「2人(母親と妹)にとって、養子であるとはどういうことなのだろう。」この問いの答えを知るためアンドリューはカメラを回し始め、家族だからこその距離感で母親と妹の胸の内に迫っていく。

「パズルのピースがいつも欠けている感じがする。」「一つのピースを見つけても、また次のピースを見つける作業。これは一生続いていくもの。」こう話す母親と妹の会話からは、養子縁組というものが人の一生に影響を与えていくものだと分かる。(11分)

クラファン挑戦中

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皆さまからのご支援、お待ちしております。

次回の記事では、配信作品のテーマ②について、ご紹介します!

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