見出し画像

ふしぎ労働三景【 はたらく☆少女 てきぱきワーキン♡ラブ 】(PCE)

時は23世紀。それは未来…。

人類は宇宙へ進出し、進歩したが人間同士のゴタゴタは絶えず、官庁の仕事も煩雑化。そんな煩雑の「雑」な部分を一手に引き受ける省庁があった。その名は「その他省」。本作はそんなその他省で働く3人の少女たちの物語。

左からエダルト、ヒカル、ナオミ。
ちなみにエダルトは男です。こんな可愛い子が女の子のはずがない。

本作「はたらく少女てきぱきワーキンラブ」は「ゆみみみっくす」や「だいな♡あいらん」などの個性的すぎるゲームで知ってる人は知っている漫画家「竹本泉」原作の、3人を育成しながら仕事に派遣してお金を稼ぐ、育成アドベンチャーゲーム。
実はPCエンジン最後のゲームだったりする。今回友人にお借りすることが出来たので遊んでみました。

ゲームの流れは1週間の予定を決めて、三人の能力を上げながら、ランダムで発生する仕事の依頼をこなしていくというもの。52週を終えると仕事の成果に応じたエンディングを迎えることになる。

仕事依頼がない時は、能力を上げていこう。
お仕事中のアニメーションもかわいい

そんな本作の演出は相も変わらずユル~い竹本泉テイストなので、仕事の内容は「イルカのジャンプがどちらが上手いか判定」や「猫の世話」「孫娘のふり」など官庁がやる仕事なのかと疑いたくなる変な仕事ばかり。仕事に成功しても失敗しても演出はユルく楽しいので、どちらの展開も見たくなるぞ。この類の失敗って怒られたりするけれど竹本泉世界だとそれもユルくなっちゃうから素晴らしい。(ちなみに原作漫画で起きた仕事も登場する。)

ただ仕事の成功するためにどの能力を伸ばすべきなのかはわかりにくく、なかなか難しい…。

仕事の中にはアドベンチャーのように選択肢に応じて結末が変わるものがある。なかなか結末が多彩でどれも楽しい。

仕事は忍耐

僕は4周してグッドエンディングは迎えられましたが、さらに上のベストエンディングの条件は厳しく達成できませんでした…。

本作は上手く遊ぼうとするとセーブ&ロード必死の作業間のあるゲームになってしまい大変ですが、軽く遊ぶ分には竹本泉らしいユルい雰囲気をこれでもかと楽しめる一本でした。なんせあまり良くない成果のエンディングでもユルいからね!緊張感あるゲームも良いけれど、ユル~く楽しめる竹本泉ゲームはやっぱり癒されるな…。
中古ではプレミア価格になってしまっているゲームなので移植していただきたいな…。

とりあえず二番目に良いと思う、旅行エンドを迎えられました。

DATA

はたらく少女てきぱきワーキンラブ
発売:NEC
対応ハード:PCエンジン(SUPER CD-ROM2)
発売日:1997年3月27日
ジャンル:育成・アドベンチャーゲーム


いいなと思ったら応援しよう!

【ゲーム感想】えすえふ
映画鑑賞と積みゲーの資金となります…たぶん