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ゲーム:SEGA AGES 2500 vol.13 アウトラン (PS2)

これが3Dリメイク「アウトラン」!
かつての名作をなんとも言えない形でリメイクする事に定評がある初期のSEGA AGES2500シリーズ。あの名作「アウトラン」も勿論、その手に飲まれた作品の一つだ。3DS版やスイッチ版でオリジナルに限りなく近い移植が配信された事を機会に、こちらのAGES2500版を久しぶりにプレイしてみた。

本作はアウトランを3Dグラフィック(画面を飛び出したりはしない)で再現した「アーケードモード」、新たなコースやライバルカーなどの要素を加えた「アレンジモード」車がいないので何も考えずぶっ飛ばす事も出来る「タイムアタックモード」の三つのモードを遊ぶことが出来る。残念ながら2Dのオリジナル版は入っていない。
 グラフィックはオリジナル版と景色は変わらないが安っぽい3Dポリゴンに変貌、凄まじい違和感と残念感が漂っている。主役の車もテスタロッサではなく丸みを帯びたデザインに変わっており、色艶もフェラーリがモデルであったとは思えない赤に変わっている。もちろんアウトラン2とは全くの別物だ。

タイムアタックでぶっ飛ばせ!
ゲームの内容の方はというと、同シリーズのスペースハリアーのような大改造はされておらず、普通にアウトランとして普通に遊べてしまう。それでも少し差異があって、微妙に他の車との当たり判定が原作よりシビアな気もするし、分岐点もちょっと判断が遅れるとすぐに道路外に投げ出されてしまう。
そして3Dによって出来た演出に坂道を走る時のなめらかなカメラワークがある。下り坂ではちょっとカメラが上に、上り坂だとちょっとカメラが下に。演出的には進化しており更なる疾走感を味わえる。
又、音楽には三曲全てにアレンジ版が追加されている。これがとても清涼感溢れるフュージョンサウンドを奏でてくれるので、グラフィックはアレでも疾走感とゲームの面白さを倍にしてくれている。
それとタイムアタックモードはアレンジコース、アーケードコース両方を障害となる他の車が登場しないので、なにも気にする事無くぶっ飛ばせるのだがこれが最高に爽快だ。

感想としては、グラフィックは良いとは言えないけれど、ゲームとしては普通にアウトランとして遊べて、普通に楽しめる作品になっています。こんなアウトランもたまにはいいぞ。
それと僕的に気に入っているのはこのパッケージ!これがメガドラ版やサターン版に引けを取らないカッコ良さ!これを見るためだけでも買う価値もありだと思う。


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【ゲーム感想】えすえふ
映画鑑賞と積みゲーの資金となります…たぶん