棒人間で小学生時代を思い出す 【 棒人間チャレンジ! 】(3DS)
棒人間が主役のミニゲーム集!
僕は棒人間が好きだ。あの描きやすさ、動きのつけさすさ、顔を描けば楽しう、描かなくてもシュールで面白い。シンプルで紀元前から愛される著作権フリーな最高のキャラクターだ。僕も小学生の頃から棒人間を主人公を漫画を描いていたし、なんなら今描いてる漫画(ラーメン4コマ)にも時折登場する。そんな素晴らしき棒人間を主役にしたゲームの一つがバンダイナムコ発売のオリジナルタイトル「棒人間チャレンジ!」だ。
どんだけ棒人間101!
そんな本作はミニゲーム集。タイミング良くジャンプして距離を競う横スクロールアクションから、ドッジボールやPKサッカーなどのスポーツ系、スライドパズルなどのパズル系まで1〜2分で遊べるバラエティ豊かな101種類のミニゲームが収録されている。一部はオンラインランキングにも対応しているのもアツい。ちなみに大体失敗まで続けられる系のミニゲームのスコアはカンストされてるぞ。愛されてるぜこのゲーム。ちなみにBGMはメインのメロディがあって、そこからいろんなアレンジされたBGMがあるという感じでとても耳に残る感じで結構好きです。
ちなみに個人的に好みだったのはここらへんのゲームたち。
それと3DS特有のジャイロ機能を使った操作のミニゲームもボタン操作とは違う感覚で楽しいね。
ただバリエーション違いなども含まれてたり、タントアールなど他のミニゲーム集でも見たことがあるゲームが結構あったりと水増し感は否めないがし、一つ一つのゲームはシンプルすぎるので物足りなさは否めない。
又ストーリーモードや、大きな目的もなく高得点で得られたメダルで特別な報酬なども無いのでとてもあっさりしているのは結構寂しい。
棒人間について考える
棒人間の良いところは生物というよりは、ごく単純な記号に近い上に扱いやすいところ。そのおかげで本作での扱いは幅広く、アクションゲームの主人公から神経衰弱の札になったりするのもあれば、的当ての的にされたり、ハエ叩きで潰されたり、箱詰めされたりとひどい目にもだいぶ遭っている。
だけどその記号的な見た目故にどんな目に遭ってもなんともシュールな面白さが出てくるからズルい。
そしてここからは僕の個人的な好みの話なんだけど、棒人間に眼鏡や帽子などのアクセサリーをつけすぎると人間に近づいてしまうので、そういうのはちょっと控えて欲しかったなぁ…とは思う。解釈違いってやつだね。
小学生の自分なら…
そんなわけで本作は面白いゲームもあるしボリュームたっぷりな反面、水増し感と物足りなさが否めないミニゲーム集…だったんだけど、小学生の頃の自分ならそんなつまらない大人の思考なんて全く無く、絶対に狂ったように笑いながら遊んで、やりこんでいたし友人や兄弟とスコアを競いまくっていたに違いない。次々と出てくるミニゲームたちにもきっとワクワクしていたはずだ。
そして今、いろんなゲームを経て本作に対して物足りなさを感じているところに、自分が大人になった事でなにか大切なモノを失ってしまったんじゃないかと考えてしまう…本作はそんなゲームでした。
本来ならこのゲームは小学生の頃に遊びたかった…なぜ俺は今小学生じゃないんだ…。
DATA
棒人間チャレンジ! (配信終了)
発売 :バンダイナムコエンターテインメント
開発:ハ・ン・ド
対応ハード:3DS
発売年:2016年4月20日
価格:800円
ジャンル:ミニゲーム集
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