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これは移植無理っ!【 アイドル八犬伝 】 (FC)

ユルすぎるアイドルゲーム!ここに見参!

寿命の訪れを悟った日本有数の大財閥・西園寺家の長老トミコは、3人の孫を呼び寄せ、3ヶ月で最も自分の名を上げる仕事をしたものに遺産を譲ると宣言。優秀な姉2人と比べて何のとりえもない末っ子エリカは、謎の占い師真実イチロウのお告げに従い、唯一の特技である大好きな歌を武器にスーパーアイドルへの道を目指すことになった。そして目標達成の支えになってくれる仲間『八犬士』を探すことに……。

(Wikipediaより)

そんなミソッかすなエリカちゃんの冒険は脳が溶けるほどユルく、頭のネジが飛んで外れたようにシュールすぎるギャグが炸裂するカルト的人気で一部で有名なファミコンゲームが「アイドル八犬伝」だ。今回友人からカセットをお借りしたのでプレイしてみた。

ゲームとしてはコマンド選択式のシンプル操作のアドベンチャーなのだが、そこで繰り広げられるユルすぎてどうしようもない世界観に終始僕は呆気にとられっぱなし。だって感謝の言葉に「ありがたいよーホエールズ」なんて言う主人公のゲームだよ!?

そんな主人公が七人の仲間を集めるために特技である歌とダンスを駆使して奔走するのだが、シュールな展開と変な口調の住人とのやりとり、どっかで見た事ある芸能人(田代まさし、渡辺徹)との戦いなどやればやるほど頭が悪くなっていくような展開にこちらも笑うしかない…というか芸能人ネタがあるから移植されないんだな…。
それにしてもこのノリが30年近く前とは思えない、今でも十二分に通用する高度(?)なギャグセンスには驚きです。いや、俺だけにウケてるのか?

それでいて状況説明をする解説は冷めているツッコミをするのがとてつもなく上手い。それに度々入るユルすぎるエリカの歌には全てメロディがあり、ちゃんと歌える仕様になっているのにも驚嘆。
ボリューム的には1日でクリア出来てしまうくらい短いけれどその分濃厚なセンス溢れる作品に仕上がっています。久し振りにセリフを音読して笑って遊んでいました。あー楽しかった!


DATA

アイドル八犬伝
発売:トーワチキ
開発:ナツメ
対応ハード:ファミリーコンピュータ
発売日:1989年9月14日
ジャンル:アドベンチャー



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