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カクテル知識でモテろ 【 カクテル・ハーモニー 】(PS1)

プレステで洒落たカクテルの知識を獲得だ!!

知ってます?カクテルの語源は「Tail of cock」酒を混ぜる道具として使っていた雄鶏の尻尾の言葉が変化して「Cocktail」になったんですよ☆(諸説あります)
なーんて知識を1つ小洒落たカフェバーでデート相手に披露すればきっと君の株はグンと上がるに違いない。(保証はしません)

そんな知っておくとオシャレなのかもしれない、カッコいいのかもしれない、イマい大人に見られるかもしれない、そんな洒落たお酒「カクテル」。98年にプレイステーションで発売された本作「カクテル・ハーモニー」はカクテルについての様々な事を教えてくれる実用ゲームだ。

カクテルの知識、歴史、道具の事など様々な情報をボイス付きで丁寧に教えてくれるモードもあれば、課題に合わせたオリジナルのカクテルを作りコンテストや、カクテル図鑑、いくつかの質問でオススメのカクテルを選んでくれたり、本作はゲームというよりマルチメディアなデジタル図鑑的な内容だ。

どんなゲテモノも思いのままだ!!!

そして本作はそれだけではなく、なんとストーリーモードが存在するのだ!

ついでにカクテルで彼女もゲットだ!

クリスマスの夜、1人の男が路頭を彷徨っている

…そう言われた彼は

独りバーで酒を浴び…

渡すはずだった指輪はゴミ箱へ…。

すると彼の後ろからサンタクロースとトナカイが現れる
「メリークリスマス」
男にプレゼントを渡しサンタクロースとトナカイは去っていった。

プレゼントは携帯電話であった。
苦労して買った高価な指輪が携帯電話に化けた
「まぁ、イイさ、今の僕にはこっちの方がまだ使い道がある
プッシュボタンの反応がない…壊れてるのか…
やっぱり、ついてないな…

そして携帯電話を忘れていた頃、使えるようになっている事に気がついた。

そして、そこには何人かの女性の名前と番号が入っていた。
おもむろに電話をかけてみると、女性の方にも同じ携帯電話がプレゼントされたらしくコレも何かの縁という事でバーで飲みにいく事に!
そこで主人公は得意のカクテル知識で彼女の好みに合わせたカクテルを飲ませ酔わせて、彼女のハートもゲットしてしまおうという、サクセスストーリーだ!

色々あり得ないだろ。

クリスマスまでにリア充になろう!

…とまぁ、主人公も電話で呼び出された女の子も「何かの縁だからw」とか言わず、少しは不信がれと言いたくなる超展開だが、ゲームの基本的な流れは12月1日に始まりクリスマスの24日までに女の子達と仲良くなって最終的に彼女をゲットしようというものだ。それまでに主人公は女の子とバーに行きまくってカクテルを飲みながら、お話しながら仲良くしていく。
ちなみにこれが女の子達のプロフィールだ。

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なんだか絵柄が98年じゃない気がする…。
まぁこの説明書に書いてあるプロフィールの通り女の子達にはそれぞれカクテルに好き嫌いを持ち、好みに合わせたカクテルを選んで行かなければならない。
もちろん好みのカクテルを選べば好感度は上がって行くぞ。そしてカクテルを飲んでいけば女の子だって酔っぱらう。その酔い加減で好感度の上り下がりが変化するドリームクラブを先取りした(?)システムになっている。ちなみに残念ながらボイスは存在しない。

だけどこれが結構難しい。

カクテルを注文するとき出てくるのはのメニュー表。カクテルの名前のみである。どのようなカクテルか分からず名前の響きだけで選んでしまったら女の子の好感度は上手に上がる事はできない。
そのため主人公は1人だけでバーに行きカクテルを注文し、どのようなカクテルか、炭酸はあるか、甘いか、強いかなど飲みまくってリサーチし、リアルにメモを取る必要がある。(当時wikiがあれば全く必要のない行程だ)
しかも女の子との会話(選択肢)も上手にしていかないといけないし、期限が元々短いので一つのミスが命取りになるくらいシビアだ。なかなか24日のデートに行ってくれない。リア充になるのも大変だ。

ちなみに24日のデートの誘いに失敗すると、主人公はまた独り夜の街を彷徨い、再び電源の入らない携帯電話を手に入れる。そして次の年の12月ふと携帯電話を見ると・・・なんかループしてる。

本作はネタも満載で一周のプレイ時間も1時間かからないけど、手応えのある難易度でそれなりに楽しめるぞ。それにカクテルの勉強にもなるのでボリュームたっぷりだ。
その後、シンプル1500実用シリーズから本編のストーリーとコンテストモードを取り除いた「カクテルのレシピ」が発売されていたりする。


DATA

カクテル・ハーモニー
発売 :アストール
対応ハード:PS1
発売年:1998年9月10日
ジャンル:シミュレーション


このゲームのパッケージ。やりたい事はよくわかるんだけど、カクテルという洒落た響きとは程遠いデザインだ…。

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