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ゲーム:8BIT MUSIC POWER (FC)

復活のファミコン
噂は聞いていたが実機が動いていた時には鳥肌が立った。ファミコン風ゲームは今じゃ当たり前だったが2016年ついに本当に新作ファミコンソフト(非ライセンス品ではあるが)を作るツワモノが現れた。その名は「8BIT MUSIC POWER」だ。
コロンバスサークルという主にゲームの周辺機器を取り扱うメーカーが放った本作はまごう事なき正真正銘ファミコンに挿して遊ぶ21世紀のゲームだ。
正直半信半疑だったが購入して自宅のNewファミコンに挿してみたらマジで動いた時の感動は本当にヤバかった。すげぇ!ホントだ!新作だ!

本作の中身はゲームかと言われるとどちらかというとチップチューンのコンピアルバムと言った方が正しい。現役のチップチューンミュージシャンからナムコのアーケードゲームの音楽を数多く担当した慶野由利子氏などのゲーム音楽出身者など11名によるアルバムだ。選択してボタンを押せばイメージ映像と共に音楽を楽しめる。
一応申し訳程度のコインを集めるゲームがあるがクリアしても特にご褒美がないので本当に申し訳程度のゲーム要素だ。
そんな訳で本作は革命的なソフトではあるがゲームソフトとしてはちょっと微妙…しかしチップチューンアルバムとしては最高の出来の一本なのである。

そして翌年2017年には「8BIT MUSIC POWER FINAL」が登場。こちらは完全に音楽アルバムという方向に舵を切っておりゲーム性はほぼ無いが、アーティストは東方シリーズで有名なZUN氏やbeatmaniaなどでも活躍しているTECHNOuchi氏など、こちらもこちらで大変豪華になっている。個人的には演出は前作の方が豪華だったが聞き応えはこちらもたっぷりである。

その後もコロンバスサークルはゲーム性に舵を向けつつも音楽にも気合が入っている「キラキラ⭐️スターナイト」や「NEO平安京エイリアン」果てはメガドライブ対応ソフト「16bitリズムランド」などを次々と発売している。この流れは他社にもわたり、様々なメーカーが今レトロハードで遊べる新作を次々と発表している。
昔、あの頃味わった新作ソフトを初めてハードに差し込む時の心の高ぶりをまた味わえる事になるとは思わなかった。この流れを見逃すな!


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【ゲーム感想】えすえふ
映画鑑賞と積みゲーの資金となります…たぶん