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SF的ゲーム感想文

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簡単にハード別に記事が読める「もくじ記事」をご用意しましたのでご利用ください。 新作よりも中古ゲーム。メジャーよりもマイナーなゲーム感想文を書いていきます。
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2019年4月の記事一覧

サイバー地獄【 サイバーウォー 】(PS1)

全ての始まり、もとい諸悪の根源実は僕が初代プレステが大が付くほど好きになったきっかけを作ってくれたのは本作だったりする。PS3とXBOX360そしてWiiがシノギを競い合う当時、PS1を完全に過去の産物のような冷たい見方をしていた僕にPS1の奥深さと味わい深さを教えてくれた作品なのだ。もちろん良くも悪くも。 にしても本作をクリアするまで途方もない時間がかかった。いや、クリア自体は二日でしたのだが。出会ってもうすでに六年は経った気がする。 初めて出会ったあの頃からコイツは名前

謎展開恋愛シミュ!【 THE 恋愛シミュレーション ~私におまカフェ~ 】(PS2)

涙を乗り越えコスプレ喫茶店!開店だ!主人公の名前を選んだ次の瞬間事故は起こった。 交通事故。タンクローリーが車に突っ込む一枚絵が目の前に表示される。 どうやら主人公の両親はこの事故に巻き込まれて死んでしまったようだ。悲惨。悲惨すぎる。 だがこの作品の主人公は、なかなか屈強な精神を持っているようで、めげずに両親が経営していた喫茶店を高校3年生ながら引き継ごうと言うのだ。幼なじみの女の子や後輩の女の子などの手伝いを借りて主人公は喫茶店のマスターと学生としての一年間を過ごして行く。

処理落ちダンジョンに挑め【 魔界転生 】 (PS2)

エロイエッサイム!復讐するは我にありっ!天草四郎時貞の復讐とそれに対峙する柳生十兵衛がイカす深作欣二映画は見たことあります。 ラストの燃える城での戦いには度肝を抜かれました。あれでちょっとした火傷で済んだって本当かよ。 そんな本作は同じ原作を持つゲーム版。開発はタムソフト。 ゲームの作りはスタンダードなダンジョンRPG。ただ同ジャンルの他作品に比べるとだいぶ難易度は低め。敵に囲まれることも稀で、お腹が空くこともない。それに敵は結構回復アイテムを落としてくれるので体力の心配も

今度は宇宙戦争だ!【 コールオブデューティ インフィニットウォーフェア 】(PS4) キャンペーンレビュー

ガンダム×スターウォーズ=CoD:IWいつのまにかCoDの世界は宇宙艦隊を引き連れたとんでもSFになっていた。どうやら今回のストーリーは宇宙側の人間と地球側が対立しあって起きた大戦争だ…まぁ簡単に言えばガンダムそのまんまだ。うん。 そんなシリーズ13作目の「コールオブデューティ インフィニットウォーフェア」は太陽系を股にかける宇宙戦艦の艦長となり、仲間たちと共に超未来武器とガジェットで苦境を乗り越え勝利を目指すのだ! そう、君は艦長にして突撃隊長なのだから!今だ!ハイパースペ

こっちを見てくれ!ノシ 【 THE カメラ小僧 】(PS2)

君も今日からカメラ小僧!シンプルシリーズの考える事はいつも奇抜でどこかB級。普通のゲームならまずしない事を進んでやっちゃう。そんな印象をどこか持ってしまうシンプルシリーズだが今回はなんとアイドル撮影会をゲーム感覚で疑似体験する事が出来てしまう作品、その名も「THEカメラ小僧」だ。 内容はというと双葉理保など、シンプルシリーズお得意の3Dポリゴンなアイドル三人から一人を選び、決められた時間内に次々とポーズを決めるアイドルをビシバシ撮りまくって全写真の評価が規定のポイントを上回っ

シンプル的ロボ戦争【 THE ウォーシミュレーション 】 (PS1)

シンプルシリーズと言う一つの山シンプルシリーズはいつだって「クソゲー」という偏見の目で見られてきた悲しいシリーズだ。しかしその中には「地球防衛軍」のようにダイアモンドのような輝きをもった作品がまだほかにもあるかもしれない・・・。 今回レビューするのは「THEウォーシミュレーション」だ。 これはダイアモンドのような輝きを放つ作品なのだろうか? ちなみに本作は「フロントミッション」によく似ているらしいが私はプレイした事がないのでその作品との比較は今回はしない。 至る所に見える「

短命で永遠のコナミアイドル【 ときめきアイドル 】 (iOS)

今復活するときメモ!コナミといえば人気シリーズが大量にある。グラディウスにゴエモン、悪魔城ドラキュラにメタルギアソリッド、ツインビーにビートマニア、そして「ときめきメモリアル」。 甘い見た目とは裏腹に「爆弾」というホラーゲームより恐ろしい緊張感を持つシステムで幾多のゲーマーを苦しめた驚異のゲームだ。 そんな人気シリーズも最後にリリースされたPSPの「ときめきメモリアル4」から長い眠りについていたのだが、9年の時を経て今流行りのアイドルゲームとして復活を遂げた! 本作は201

ゲーム:エアーズアドベンチャー (SS)

振り返れば長い冒険だった。 ・・・いや、プレイ時間はそこまで長くない。ただクリアまでがとても長く感じてしまったのだ。「エアーズアドベンチャー」本作をクリアすれば、大体のゲーム達がマシに思えてくる・・・そんな作品だった。 長く・・・険しくない物語 主人公で公爵の息子のヘンリーはそのイケメンな面構えと度胸の良さで様々な女性達と色恋沙汰を起こしていた、しかしそんな彼も運が尽きたのか不義密輸と賭博横領の罪で処刑される事になる。しかしコーリン王女の一言でその処刑は止められる。ヘン

はじめてのケムコRPG【 アスディバインハーツ 】(PS4)

ケムコファミコン時代から存在するゲームメーカーではあるが正直私とは縁があまり無い会社だった。しかしPS4を起動してショップを開くとよくわからない安価なRPGが売っている。メーカーはケムコ。そして一ヶ月後にまたケムコから新作RPGが、そしてまた数ヶ月後にまたRPGが…なんだこの会社? ケムコのHPを開くと出てくる出てくるオリジナルのRPG作品の数々!PS4だけで13本。3DSを足すともっとある!いつかのシンプルシリーズのようなペースでRPGをリリースしているのだ。 そんなに作っ

全シナリオレビュー!【 四八(仮) 】(PS2)『完全攻略編』

四八(仮)!その真の姿を暴け!今日でもクソゲーと名高い「四八(仮)」。 そのクソゲーという評価は広島県の「ヒバゴン」や宮城県の「ダンボール」などその県とシナリオとの関連性が全く無く、意味不明で怖くもないまま終わってしまうシナリオ、そして多数のバグが多くの人の目に止まる事での評価であった。 しかし注目されたのはその極一部のシナリオだけで、その全容を見たものは数少ないのではないだろうか。幾多の分岐、派生するシナリオ、数多くのエンディング。メインシナリオをクリアしただけでは決して

例のアレを遊ぶ 【 四八(仮) 】(PS2)

遊んでみなけりゃわからん!実はこのゲーム、自分は発売される前はかなり期待していた作品だった。なぜなら大好きだったホラーノベルゲーム「学校であった怖い話」の制作者である飯島健男氏が作っているからだ。 だけど当時の僕はといえば、FPSに夢中で発売しても買わず、後に本作がとても不名誉な賞に輝いている事を知った。 ニコニコ動画のプレイ動画を見ただけで「なるほど」と思うほどのアレっぷりだったが実際プレイしてみない実態はわからない。そう思い今更購入、バグなども回避できるらしいのでそのへ

美しき箱庭世界へ【パイロットウイングス64 (N64)】

今なら分かるかもしれない・・・。当時祖父に買ってもらったニンテンドー64。発売早々買ってもらった64。 ローンチソフトは3つしか無かったが全部買ってくれた。早くやりたくてしょうがない「スーバーマリオ64」そして「パイロットウイングス64」あと「最強羽生将棋」。 子供の僕は目もくれず期待していたマリオ64に齧り付き。他の2本は触ってはいたがほとんどプレイしていなかった。(特に羽生将棋) 「パイロットウイングス64」も低学年の僕には楽しさが伝わりにくく、要求する繊細な操作はボン