マガジンのカバー画像

SF的映画レビュー

116
ネタバレだらけの散文のようなレビューです。 旧作から新作、往年の名作から変なサメ映画までいろいろレビューしていきます。
運営しているクリエイター

2022年5月の記事一覧

ゲェッ!乳首が三つ!【 007 黄金銃を持つ男 】(1974)

シリーズ随一の変なボンド映画ボンドに殺人予告をしたのは謎の殺し屋フランシスコ・スカラマンガ!殺されちゃたまらん!こうなりゃ返り討ちだ! まぁそんな歴代007映画のワーストを飾る事の多い本作ですが、改めて見るとこれが面白楽しい。 本作は変な映画です。しょっぱなからサイケな殺し屋バトル、そして謎の憎たらしい小男ニック・ナック。 そこからのボンドのアジア珍道中は山あり女あり力士ありで見応えたっぷり。バンコクでボンドが力士に苦しめられるんだから最高ですよ。なにも考えない方が良いです

この約束がマンだね!【 シン・ウルトラマン 】(2022)

シン・ゴジラから6年、ついに来たシン・ウルトラマン。 なんだかんだ個人的な思い入れはウルトラマンの方が深い。30分の中で始まるSFと人間ドラマ。子供向けと舐めたらそのテーマの深さに一日中考えさせられる作りには驚いてばかりである。そして今回満を持して庵野&樋口のコンビがウルトラマンに殴り込んできた。 少々不安も合ったが初日に見に行くのは我々の責務だ。見届けてやらねば。 そもそもが30分程度のSF特撮番組なだけあって、一体どんな「映画」になるかわからなかったが、出来上がったモノ